以前、”「闇金ウシジマくん」が、15年の連載を経て、今月最終回を迎えました。
ファンの方々にとっては、とても感慨深いものがあるでしょうね。
「闇金ウシジマくん」と言えば、山田孝之さん主演でドラマ化され、その後映画も公開されて、人気を博した作品としても知られています。
なんだか、この手の映画やドラマが流行る時には、実際の社会も「お金に困っている人が増えている」のかなー、という気がします。
とは言え、普遍的なテーマでもありますから。”
なんていうことを書いている時には、「普遍的なテーマとは言え、ウシジマくんに出てくる風俗嬢やパチンコ依存症の女性、家出少女や暴走族などの話は辛いなー、やるせないなー」と思っていました。
そこに関わってくる闇金業者の容赦ない態度も、痛く心に突き刺さって。。。
だけど、人情や人の優しさがまったく無いか?と言われれば、まだ救いはあるような気がしていんですよ。
で、ここに来て、「連チャンパパ」という漫画が話題になっていて、主人公が「パチンコにハマって借金を作り、どこまでも堕ちるクズ」となっていたので、恐る恐る読んでみたのですが・・・
主人公どころか、登場人物が酷すぎて、ものすごく不快な気分に。
まあ、人間の本性と言えばそうなのでしょうが。。。
ここにも、闇金の借金取りは当然出てきますが、どちらかと言うと、善人の方だったりしますから。
借金取りと言えば、今は闇金融の他に、ソフト闇金を名乗る(名乗っているかどうかは知りませんが)金融業者も現れ、「いったいどこが正規の金融業者なんだ?」と思うことも。
だって、大手の消費者金融以外だと、結構名前も知られていないような中小の消費者金融があるんですよ。
しかも、中には、通常の消費者金融としても営業もしているけれど、審査の結果「返済できるか怪しい」と判断された顧客には、闇金融と思しき金融業者を紹介することもあるということ。
よっぽどお金に困った状況でなければ、有名な会社以外からお金を借りるのはNGだな、と思ってしまいます。
だから、「ソフト」なんていう山羊の皮をかぶっていたとしても、闇金融と同じと思ったほうが良いです。
実際にはどんな手口があるのでしょうか?
だいたい、こういった悪徳業者のターゲットは、もうどこからもお金が借りられなくなった、ゴリゴリの多重債務者かブラックリスト者です。
債務整理の手続きをした、いわゆるブラックの人、特に自己破産の場合は、官報にも載るくらいですから、調べれば簡単に個人情報は手に入るのです。
多重債務の場合は、やはり少しでも怪しい金融業者に申し込んだりすると、横のつながりがあって、情報が漏れるようですね。
で、ターゲットとなる人達は、とにかく「どこからもお金が借りられなくて困っている」可能性が非常に高いので、闇金融よりも比較的低金利な利息を提示してくるソフト闇金から、「10万円ならお貸ししますよ」と言われると、即答してしまいそうになるのです。
ソフト闇金で気をつけたいのは、闇金融がほぼ携帯電話からしか連絡してこないのに対し、ホームページを持っていたり、そこに固定電話の表記があったりするので、正規の消費者金融と思ってしまう点です。
中には、大手の消費者金融とあまり変わらないような利息でお金を貸すところもあるようですが、審査が激甘だったり、親戚関係や友人関係の個人情報をやたら聞いてくる場合、「口座の買い取り」や「個人情報の売買」目的であることも。
普通、闇金融からお金を借りてしまうと、不当な高金利と取り立てに悩まされることになる、という認識があるのですが、今は、それ以上に危険な状況におちいる可能性があるんですよね。
買い取られた口座はどこでどう使われるかわかりません。
海外かも?詐欺に?と思うと、もう怖くて仕方がないですよ。
そうならないためにも、多少最初の印象が良かったとしても、少しでも「怪しい」と思うところで、お金を借りたりしてはいけないのです。