借金300万円を抱えた派遣社員の年収は?借金は返せるの?という話を読んだんですが、今の世の中を象徴しているような感じです。
以前から感じていたことですが、混沌とした時代になってきましたね。
平成が今年で終わるのに伴って、来年からはさまざまなところで、今までとは違う決まりができてくるでしょう。
5月には元号が変わり、10月になると消費税率が10%にアップする。
とても「新しい時代の到来」とは思えず、暮らしが今まで以上に苦しくなるような嫌な予感が。
ということで、話をもとに戻しますが。
ある派遣社員として働いている男性なんですが、借金が300万円もあるそうです。
年収は、なんと100万円台。
もう、それだけで「大変そう」と思いますよね。
私も、ローン地獄で借金まみれだった時は、500万円くらいまで膨らんだこともあるのですが、年収は400万円くらいだったかな?
それでも、相当きつくて、住宅ローンも一時減額してもらっていましたから。
なんとか家だけは失いたくないと、必死でローンは払い続けていましたが、公共料金や税金は滞納してしまいましたね。
まあ、家族4人で、小さな子供や年寄りも居ましたから、余計大変だったのですが。
この300万円の借金を抱えている男性は、独身ということなので、まだ良いのかもしれませんが、家賃や光熱費などは、一人暮らしでも結構かかります。
しかも、都心から少し離れたところとは言え、東京都内なので、相当ひどいボロアパートに住んでいるそうですが、家賃は5万5,000円ということ。
駅から歩いて30分かかるため、自転車で駅まで行っていたのが、最近では電車賃も惜しいということで、丸2時間以上かけて、自転車通勤にしたとか。
お弁当ももちろん持参しているのですが、お米も買えない日があるため、中にはキャベツのみなんていうこともある、という涙ぐましい日々が続きます。
しかも、「たまには贅沢をしよう」とお給料日に居酒屋に行ったら、帰りの自転車がフラフラ状態になり、電柱にぶつかって骨折した、という。
お金が無いのに、治療費や入院費で7万円もかかった、なんて笑えない話まであるんですよ。
よくぞ、めげないで頑張っている、と思います。
出費がかさんで、キャベツやうどんのみの生活が続いたある日、ふと立ち寄った宝くじ売り場で、なんとなく当たりそうな気がして、なけなしのお金で1枚だけ購入したら・・・
なんと、一等一億円!
ではなく、2万円当たったんですって!
いやー、この男性にとっては、大金ですよ。
私だって、当たったらものすごく嬉しいと思います。
で、この男性の偉いところは、そのお金で資格の勉強を始めたこと。
ちょうど、友達がデザイン会社を立ち上げたので、Webデザイナーの資格を取り、そこで雇ってもらうために。
今では、その会社で正社員として働いていて、借金も順調に減っているんですって。
来年には、結婚予定も。
やっぱり、何があっても諦めない精神が大切だ、ということですよね。
私も、悪いことばかり考えていないで、来年はスキルアップでもして、頑張らないと。