カジノのディーラーになって1,000万円稼ぐ?

カジノ法案(IR実施法案)が可決され、「日本にもついにカジノが!」と喜んでいる人も居るでしょう。

逆に、「ギャンブル依存症を増やすだけ」と眉をひそめる人も。

実際のことは、やってみなければわからないのでしょうが、どうなんでしょうか?

もしかしたら、カジノを作らなければならないほど、経済的に切羽詰まっている状態なのかもしれません。

カジノのディーラーで1,000万円稼ぐ

これから、さまざまな意見が飛び交うでしょうが、ほとんどの人が知りたいことは、「暮らしは良くなるのか?」「治安は悪くならない?」ということでしょう。

だって、どうしたって「お金を賭けるゲーム」ですから、大金が飛び交うわけです。

映画やドラマの世界でしかお目にかからないような、ルーレットの前に座り、チップを置き、当たったら倍以上に増え、ハズれればチップは没収される。

そのチップ=お金ですから、どんどんお金が無くなってしまうイメージしか持てないんですよ。

よく、マフィアの親分が、裏でインチキをしてお金を稼ぐみたいなシーンとかを思い浮かべてしまいますが。

ただ、娯楽として考えれば、ルールはいたって単純で、ルーレットやスロットゲームで少額をかけて楽しむ分には、パチンコほど深入りしないで済むのかな?と。

芸能人が、ラスベガス旅行に行って、ホテルのカジノで楽しむ姿は、ちょっと微笑ましかったりしますから。

何より、周辺の街が活気づくことと、雇用が増えることがメリットなのでしょうが、その裏には治安の悪化と騒音などの問題が出てきます。

その辺をどう対応していくのか?が今後の課題になるでしょう。

働く人の育成としては、2015年にはすでにカジノのディーラーを育成する学校を設立していたんですね。

すでに、問い合わせが2,3倍に増えているということ。

ポーカーやバカラ、ルーレットなどの技術を覚えるための学校ということですが、確かに、あの洗練された身のこなしとか、物怖じしないで常にポーカーフェース、お客に接する物腰の柔らかさなどは、すぐに身につくものではないでしょう。

加えて、語学堪能で不正を見抜く能力、お金を管理するスキルなど、結構多岐に渡った技術が求められそうです。

卒業後は、日本だけでなく、海外でも活躍できる可能性があるのも魅力ですよね。

そう考えると、若い人にとっては、ひとつのチャンスととらえるべきかもしれません。

では、一年前のディーラーになると、いくらくらい稼げるのでしょうか?

各国や雇われている場所、雇用形態によって違うでしょうが、マカオでは、平均的な公務員の1,5倍の収入があると言われています。

ラスベガスだと、マネージャークラスで働いている場合、年収1,000万円はくだらないのだそうです。

憧れの年収1,000万円ですよ。

そりゃあ、「ディーラーを目指す」という人が増えてもおかしくないでしょう。

とは言え、日本でいきなり1,000万円の年収というのは難しく、最初は月収で20万円くらいでは無いか?という説が有力みたいです。

ただまあ、その後、スキルを上げていけば、サラリーマンに比べると収入が増える速度は非常に早いでしょうから、やりがいはあるのかな?

その分、採用試験に通る壁は、かなり高くなりそうですね。

ひとつの資格としてとらえて、身につけておくのも悪くないのでは?とは思います。

追記:現在、IRをめぐり、増収容疑で秋元議員が逮捕されるなど、闇の部分が取り沙汰されていますね。

カジノ自体は、健全な経営をしていれば問題無いのかもしれませんが、大金が動く性質上、どうしてもお金や利害関係が絡んでくるのは仕方がないことなのかな?

オリンピック開催前ですから、できれば、クリーンな形で決着が付けば良いのですが、そういうわけには行かないのでしょう。