主婦が借金をする理由は?
「主婦が借金をしてしまうのはどんな時?また繰り返しお金を借りて多重債務にまでなってしまう経緯は?」という記事を読みました。
確かに、キャッシングをするのは、お金に困った独身の男性だったり、ギャンブルにはまったサラリーマンとか、年中お金が無いフリーターとかを想像しますよね。
だけど、子どもの貧困が話題になっている今、一般家庭の主婦だって、お金に困っている人はたくさん居ます。
「旦那の残業代が減ったから」とか「パートをクビになってしまい、生活費が足りないから」あるいは、「今月は思わぬ出費があって、キャッシングしないと生活できない」などなど。
生活費に困ってお金を借りるパターンは、いろいろと考えられます。
とは言え、現在では、もともと収入の少ない人はお金を借りることすらできないので、そこそこ収入のある世帯の主婦が、お金を借りるケースも増えているとか。
とすれば、真っ先に頭に浮かんだのが、「子どもがある程度大きくなり、暇を持て余した主婦が買い物三昧に走ってしまった」というケースです。
友達が居て、いつもワイワイ出かけているという方は良いのでしょうが、主婦になってからの友達って、ママ友くらいしか居ないという方も多いはず。
子育てのストレス解消にパチンコやスロットにはまる人も
子どもが成長すれば、おのずと接点も無くなって音信不通になってしまうことがほとんどで、旦那は仕事が忙しく、子どもたちは独立していれば、話し相手すら居ないですから。
ある程度自由になるお金があれば、買い物で憂さ晴らし、というのはありそうです。
クレジットカードで買い物をした場合、引き落とされるのは翌月か翌々月なので、半ば「やけ食い」ならぬ「ヤケ買い」だと、買い物中はあまり金額のことを考えないので、後で青くなったり。
それでも、リボ払いにしていれば、月々の支払額はそれほどでもなく、「まだ大丈夫」と思っているうちに、とんでもない金額にまで膨れ上がっていた、なんていうことはよくあるのです。
特に、子ども本位で、自分の買いたい物や食べたい物を、子育て中に我慢していた女性に、このパターンにハマるケースが多いようです。
同じように、ストレスをパチンコやスロットなどのギャンブルで発散させるタイプの方も。
「お友達に誘われて、渋々一度だけとお付き合いしたら、なぜか3万円も当たってしまい、その後はひとりでも行くようになった。」という主婦の方は、「当たった時の感触が忘れられずに」通い、気がついたら、キャッシングまでしていた、と。
この方達に共通するのは、「もともとギャンブル好き」「買い物依存症だった」という方以外は、一番多かったのが「几帳面で真面目」という特徴があったそうです。
ストレスを溜め込まないように時々自分の時間を持つことが大切
確かに、ストレスをためやすいのは真面目な方、というイメージがありますよね。
なんでも、人間には許容範囲があるので、我慢の限界を超えてしまうと、自分でも信じられないような行動に出たりするものなんだそうです。
「自分の物を買う」のもためらっていた人が、自分のためにお金を借りてしまう、という行動に出たら、黄色信号なのかもしれません。
お金を借りる行為自体が悪いのではなく、計画性の無い借金がダメだということ。
それと、ストレスは、貯まったことが自分ではわかりにくいものなので、「疲れているな」と感じたら、早めに「好きなことをして」発散することが重要ですね。
追記:一時問題になった「主婦のパチンコ依存症」も、やはり、ストレスが内にたまってしまいがちな主婦に起こりがちなことでした。
とばっちりになった子どもが、車の中で長時間放置されるなんていうこともありましたね。
多分、「なんとかして損を取り戻さないと」と必死になるあまり、時間の観念すら無くなってしまうのでしょう。
そうならないためにも、ストレスを溜め込まない方法を、自分なりに工夫する必要があります。
また、家族の協力も必須ですよね。