今はドラマでも、厳しい借金の取り立てシーンというのは、あまり見なくなった気がします。
消費者金融人気が華々しかった頃、テレビを付ければ、有名タレントを起用したCMが流れ、誰もが気軽にお金が借りられる時代でした。
だけど、そんな消費者金融の裏側の顔として、「厳しい取り立て」を扱うドキュメンタリーや、ドラマのシーンがありましたよね。
電話口で、声を荒げて脅すシーン。
一家で食事していると、決まって登場するチンピラ風の取り立て人が、食卓をぐちゃぐちゃにして、捨て台詞を残して帰っていくシーン。
若い娘を、「預かって行くから」と連れて行ってしまう、取り立て人。
などなど。
私達は、そんなシーンから、「気軽にお金を借りられるけど、返さないととんでもないことになる」と恐れおののいたものですが・・・
まあ、確かに、取り立てという行為はあったものの、ここまで大げさなものは、ごくごく一部だったはず。
とにかく、テレビCMまでしていた大手の消費者金融では、問題になった会社もありましたが、ほとんどは、取り立て自体行っていたかどうか?も疑問です。
とは言え、実際に行われていたことは確かだったんですよね。
では無くなったのか?というと、そうでもないのかな?と。
今は、ちょっと手荒な真似をすれば、SNSで取り上げられたりしますから、あまり表立ったことはしないのでしょう。
それでも、闇金融とおぼしき金融業者では、今でも執拗に続く電話での取り立てというのはあるようです。
ただ、一般的な消費者金融では、中小の街金クラスの金融業者でも、最初は、紳士的な対応だということ。
例えば、返済期日までにお金が支払われなかった場合、翌日には電話がかかってきます。
そして、穏やかなあるいは事務的な感じで「いつご返済されますか?」と聞かれるのです。
その際、「一週間後」と言うと、認められないことが多く、「2,3日後」ということで納得してもらえるケースがほとんどだということ。
滞納理由も聞かれるので、その際によっぽど複雑な理由があった場合は、大手の消費者金融なら、待ってくれることもあるでしょう。
そんな場合でも、「一週間後」と言わずに、「◯月◯日までに必ず返済します」と言ったほうが、待ってもらえる可能性が高いです。
反対に、闇金融に近いような金融業者だと、「2,3日後」と言っても「いつまでに」と期限を切られ、期日を過ぎれば、支払いが完了するまで、何度も電話攻撃があります。
と同時に、封書での督促が始まり、時には訪問を受けることも。
身辺調査や戸籍調査(誰かに借金の肩代わりをさせるため)までさせることがあるので、そうなってからでは遅いですよね。
まず、最初から、そんな危ない金融業者からお金を借りないということに限るのですが、万が一借りてしまったら、とにかく「早く返済する」ことです。
闇金融でも無い限り、きっちりと返済をしていれば、嫌がられを受けることは無いですから、期限内に返済を心がけ、なるべく早く完済するのです。
そういった金融業者は、また次回もお金を借りさせようと、必死に食らいついてきますが、「絶対に借りない」という強い意志を持つしか無いです。