よく、一時は一世を風靡したような芸能人の方が、実は借金まみれだったなんていう話を聞きます。
亡くなった有名俳優の方が、最後は一文無しに近い状態だったとか。
「どうしてあれだけ稼いでいるのに借金ができるの?」と思ってしまいます。
だけど、芸能界で売れれば、どんどんお金は入ってくるだろうけど、出費も大きいでしょうね。
人におごるということも頻繁だろうし、何か買い物をしたとしても、安いものは買えないという感じで。
あっ、ワイドショーに出演されているタレントさんは、「スーパーで、値引きがいつされるのか?値引きシールを持っている店員さんを観察している」なんておっしゃっていましたけど。
庶民派と認識されれば良いのでしょうが、番組でネタとしていう分には受けても、イザ買う段になると、やはり他人の目は気になるでしょう。
それに、売れている時には羽振りが良くても、アップダウンの激しい世界。
売れている年に何億って稼いでいた方が、翌年はその数十分の一の収入になることもザラだと聞きます。
さらに、税金もがっぽり持っていかれますからね。
1億円稼いでも、半分の5,000万円は取られるということですから、「なんだかなー」とぼやきたくもなるでしょう。
また、売れていれば、所属事務所以外にも、周りにサポートする人もいるし、その人達の生活まで支えなければならないのですから。
と、考えてみれば、過酷な状況ですね。
それでも、今まで億単位での借金を返してきたと言われる加山雄三さんや、さだまさしさん、あっ、南野陽子さんもそうだと思います。
そんな巨額な借金を返すことができるのも、芸能人ならでは。
大卒のサラリーマンの生涯賃金が3億円くらいと言われていたのは昔の話で、今やそんなにはもらえないでしょう。
たとえ3億もらえてたとしても、生涯ですから、飲まず食わずで借金を返していたとしても、返し終わる前に力尽きてしまいます。
あまりにも大きい金額だと、自己破産さえできないかもしれません。
そんなことを考えたら、芸能人の凄さをまざまざと見せられるような気がしますね。
まあ、中には自己破産された方もいらっしゃいますが、それも仕方がないことなのでしょう。
こちらは、たかだか数百万の借金で身動きできなくなってしまうのですから。
というか、数万円、数千円単位のお金が足りなくて、生きるか死ぬかの問題になることもあったりするのです。
その代わり、間違っても億単位の出費をしなければならないことは無いというのが、救いと言えば救いなのですが。
結局、借金の規模は違えども、お金に苦しめられるのは同じ、ということでしょうか?