楽天デビットカードでキャッシングはできる?

楽天デビットカードでキャッシングはできる?というご質問は度々いただくのですが・・・

できませんよね。

そもそも、楽天デビットカードはクレジットカードではないのですから。

クレジットカードにどうしてキャッシング枠が付いているのか?と考えればわかるのですが、クレジットというのは信用のこと。

クレジットカードを所有するのには、「この人は、金銭的にも社会的にも信用できます」というお墨付きを貰う必要があるのです。

それが、「個人信用情報」に記載されている履歴だということ。

そこには、今までどこの会社でクレジットカードを作ったか?

また、ローンを組んだり商品を購入した履歴や、返済履歴など事細かに書かれているのです。

クレジットカードの申し込みをすると、必ず受けなければならない審査。

中でも重要な位置を占めるのが、この個人信用情報だと言われています。

プラス申し込み時の収入や勤務先、社会保険か国民健康保険、持ち家か賃貸か、などなど細かい事項について調べられます。

すべてに合格してはじめてクレジットカードが取得できるというわけです。

まあ、調べられると言ったら語弊がありますが、調べないとわからないことですからね。

クレジットカードを申請する側も、最初から審査に伴って個人信用情報を参照されることは、承知の上ということになっています。

規約にきちんと書かれているので、申し込んだ時点で承諾した、ということ。

クレジットカードって、今や誰でも持てるというイメージがありますが、これだけのことをクリアしないと持てないものなのです。

それに比べて、デビットカードは文字通り誰でも持てるカードなので、申請すればすぐにでもカードが送られてきます。

タイトルにも書いた楽天デビットカードだと、銀行に口座を持っていれば、申請後1週間足らずでカードが手元に届くのです。(場合によってはもう少しかかることもあります)

楽天デビットカードの便利なところは、VISAカードとして利用できるところ。

現在は、JCBやマスターカードも加わって、選択肢が増えています。

一括払いで買い物する場合に限られてはいますが、店舗やインターネットでの買い物に「クレジットカードとして」利用できるのです。

インターネットショッピング

これが便利なところでもあり誤解を招くところでもあるのですが、クレジットカードに変身することがあるので、どうしてもキャッシングや分割払いもできるのではないか?と思われてしまいます。

ただ、先程も書いたように、デビットカードに関しては、顧客の信用に関するデータがほとんど無くても発行されますので、クレジットカードのように、信用を前提とした使い方はできなくて当然なのです。

それでも、ただのデビットカードよりも使い道は幅広いですから、ワケありでクレジットカードが作れない人にとっては必需品と言っても良いでしょう。