債務整理をした後、というのは精神的にも肉体的にも、また金銭的にもとても痛みつけられたような状態なのです。
「甘えるな!」と言われそうですが、その通り。
それでも、自業自得とは言え、瀕死の状態から起き上がるような感じなのは確かです。
そんな時には「ブラックでもお金を貸します」という言葉は、とても魅力的に映ってしまいます。
ブラックでも借りられる消費者金融は本当にあるの?と思いませんか?
本当は、なんらかの事情でブラックになってしまったら、お金を借りたりローンで物を買ったりしてはいけないのです。
それは、私自身も十分にわかっているつもりなんですが・・・
とにかく「お金が今必要」という場面に出くわすことが多い。
それも、緊急性のある出費が。
ということで、正規の消費者金融で、ブラックにもお金を貸してくれるところは本当にないのか?
を調べてみたんですよね。
それだけニーズもあることですし。
調べてみると、情報は確かにたくさんあります。
ただ、ほとんどが、ヤミと区別の付かないような消費者金融を勧めていました。
中に、「これはまともな情報かな?」と思う記事がありましたので、ちょっとまとめてみますね。
要するに、今は消費者金融も二極化しているということ。
確かに、大手の消費者金融はほとんどが銀行と提携しています。
それと、あまり知られていないことですが、インターネットのブロバイダーなど月々の支払いが発生する業界でも消費者金融が集金代行しているところが多いのです。
おそらくプロバイダーだけでなく、他の業種でも同じようなことが言えるのでしょう。
そうなると、何もわざわざ危ない人間にお金を貸して、焦げ付かせるリスクを取るよりは、確実に返せる人にお金を貸すようになります。
ということで、審査は厳しくなっていると考えられます。
逆に、中小の消費者金融は生き残りのために、多少のリスクを取っても、ブラックあるいはブラックまがいの人達にも貸し出して、ターゲットを広げとにかく顧客確保に励むと考えられます。
結果、もしかしたらブラックでも貸してくれる可能性が出てきました。
ただ、正規の消費者金融ほど、契約時に請求される住民票などの書類は多いですし、貸してくれる金額も初回は10万程度のことがほとんどです。
金利も13%~18%くらいというところでしょうか。
と考えると、あまりにも低い金利で提出書類もほとんどなく、審査も激甘という消費者金融ほど信用出来ないということになります。
確かに、「ブラックでも100%融資します」なんていうこと自体怪しいですから。
ブラックになってしまい、「今日にでもお金が必要」なんていう状況になると、「何でもいいから」と怪しい金融業者にも引っかかりそうになりますが、申し込む前に一度冷静になるべきです。
というのは、私自身が「もうどこでもいいからお金を貸してくれるところは無いか?」と思っていた時に、闇金融もどきのところを紹介されて、危うく借りそうになったからです。
ちょうど、ゴールデンウィークの前で、「ここなら貸してくれると思いますが、連休に入る前に手続きをしないと借りられませんよ。」と言われ、慌てて保証人を探したのです。
だけど、あちこち探しても見つからず、そのうち「お世話になっている方に、借金の責任まで負わせてはいけない」と思い、断ったのです。
冷静になって、ネットで紹介された金融業者を調べたら、やはり闇金融のようでした。
今、思い出しても、ゾーッとするくらいで、「あの時借りなくてよかった」と何度思ったことか。
今まで書いた項目をすべてクリアしていても、必ずしも信用できる正規の消費者金融と言える保証はないというのが本当のところ。
「できれば借りないに越したことはない」ということをもう一度頭に入れて、「それでも今お金を借りる必要があるのか?」を自問自答してみましょう。