「ブラックでも借りられる消費者金融」などでも書きましたが、やはり「ブラックでも◯◯」とうたっている業者は非正規の金融業者であることが多いです。
いわゆる闇金融ですね。
ただ、そんな中でも、最近は取り立てがあまり厳しくないソフトヤミ金も少なくないとか。
取り立てと言えば、家にまで押しかけてきて「お金を返すまで帰らない」と居座られたり、さんざん嫌がらせをされたりという光景を思い浮かべます。
では、今はどういった感じで行われるのでしょうか?
借金を抱えていると、どうしても返せない月が多くなってしまいます。
例えば、月々一万円づつ返済していたとして、「今月はどうしても返せない」ということになれば、次の月に二ヶ月分請求されることになります。
当然、臨時収入でも無ければ、二倍の金額を返せるわけ無いですよね。
で、ずるずると滞納するようになり、取り立ての恐怖に怯えるというパターンに。
少し前までは、有名消費者金融でも取り立てがあって、社会問題にまでなっていました。
強面のお兄さんが来て、ちゃぶ台をひっくり返したり、「海に沈められたいのか?」と言われたりね。
最近は、闇金融でもそこまでの取り立てはしないことの方が多いということです。
電話がかかってくるケースが一番多いでしょう。
それも、最初はソフトにというか、事務的な電話であることがほとんどです。
それが数ヶ月、半年と経ってくると、職場や実家、保証人が居る場合は保証人の自宅にまで電話がかかってくることもあるらしいです。
中には、法的手段に出て訴訟を起こされることもあるみたいなので、「取り立てが厳しく無くなった」とはとても言えない状況です。
「実際に借金取りが自宅に来た」という方の体験談を読んだのですが、いきなり怒鳴るなんていうことは無く、あくまでも事務的な対応だということ。
「今、払うお金が無いんですよねぇ」と言うと、「いつなら払えます?」「いくらなら出せる?」という問答が繰り返される、のだとか。
ただ、ICレコーダーで録音されている可能性が高いので、「返すつもりはある」ことだけは伝えておいて、「生活が苦しくて食べ物を買うお金も無いので」ということを、切々と訴えたそうです。
そしたら、ちょうど取り立て人の携帯が鳴って、そそくさと帰っていったとか。
もしかしたら、一日に何軒も、同じような未回収の案件を抱えているのかもしれません。
「回収の脈なし」となれば、他の家を優先させるのでしょう。
まあ、映画やテレビでよく描かれているような、家の中にまで押しかけて来て、中の家具や金目の物を持ち帰ったり、荒らし放題にされたり、暴力を振るわれたりということは無いというだけのことです。
もしかしたら、表沙汰にならない分、陰湿な部分も多いのかもしれませんね。
かと思ったら、「きっちりと支払いさえ怠らなければ、金利もそこそこだし、何の問題も無い」と非正規の金融業者を擁護する声もあったり。
結局は、「毎月の支払を怠らないようにする」以外道はないように思えます。
「それができないから苦労してんだよ」と言われそうですが、そのお気持ちもわかります。
本当にどうしても支払えなくなったら、やはり滞納してしまう前に一度相談する、ということでしょう。
金融業者にとっても、「支払いが滞る」ことが一番困るわけですから、「今月は利息分だけ支払います」ということであっても、案外すんなりと受け入れてもらえることも多いです。
まず「借金を支払う意志がある」ということを知らせることが大切だということです。
あっ、闇金融のような悪徳業者は別ですよ。
金利がバカ高くて、支払い金額が倍になったり、場合によってはもっと大きな金額を請求されることも。
一番いいのは支払わないことなのですが、何をされるかわからないとなれば、怖くて他のところでお金を借りてまでも返してしまうでしょう。
そこまで行ってしまったら、弁護士や司法書士などの専門家に相談するしかありません。