破産者でも作れるクレジットカードがある?
「破産者でも作れるクレジットカードの秘密」というタイトルのレポートを読みました。
これって、「胡散臭いな」と思いながらも、ついつい気になってしまうタイトルですよね。
特に自己破産された方には。
「多分あれかな?」と思っていたのですが、半分当たりで半分はずれというところ。
ブラックでも作れるとか、自己破産していても、債務整理しても、はたまた多重債務でも作れるなどなど・・・さまざまな情報が飛び交っていますが・・・
いったい、その中のどれだけの情報が信頼できるものかわかりません。
多分、ほとんどは「怪しい情報」なのかな、とも思います。
ただ、今は読み手も賢くなって、よっぽどのことがないと騙されなくなっているので、あまりにも酷い内容というのは無くなった様な気がします。
この「破産者でも作れるクレジットカードの秘密」というのも、内容はまともなものでした。
海外のクレジットカードを作ることはできるの?
やはり、「海外の銀行でクレジットカードを作る」というもの。
外国の銀行口座を作りクレジットカードを所有するということですが、日本で起こした金融事故なので、海外では問題がないだろう、という前提で作るんですね。
まあ、多分、海外の銀行口座を作るための、あしかせになることはないでしょう。
海外の銀行が、日本の個人信用情報機関を参照することはないでしょうから。
ただ、今や国際化の時代。
脱税の問題などで、海外の銀行口座にもGメンが目を光らせているそうなので、銀行口座を作るだけでも、目をつけられるかもしれません。
とにかく、海外でクレジットカードを作るには、海外送金の手数料が高いのと日本ほど手軽に口座を開くというわけには行かないこと、また最初はデビットカード方式の銀行が多いので、クレジットカード取得までにはお金と時間がかかること。
と、結構いろいろな壁を乗り越えていかないといけないんですね。
海外のクレジットカードを作るための条件は?
第一、その国に住んでいないと口座さえ開けないという国も少なくないんですよ。
居住の事実を証明する必要があることも多いです。
居住していなくても、銀行まで出向かないと作れないとなれば、アウトですよね。
ブラックの人でも取得できる可能性は高いので、こういった情報も出まわるのでしょうが、利用できるのはごく一部の人なのかな?と思います。
それに「代行業者」を装った詐欺的な悪徳業者もあるので、注意が必要です。
5万円ほどの手数料を払って、待てど暮せど連絡は来ず、何度電話しても出なかったりするうちに、連絡が付かなくなったなんていう体験談もあるんです。
海外の銀行に口座を持つ、というのは、一時流行りましたよね。
特に、日本での金利が低くなった時、「ある国では、利率が8%だからお金を預けると得ですよ」なんて、テレビで特集をしていたことも。
だけど、オチがあって、「いくら現金が増えても、外貨に替えることはできず、国内のみで使うことが条件です」ですって。
その国にしょっちゅう旅行に行っている、という方なら良いですけど、投資目的なら日本でお金を使えないのは、致命的でしょう。
まあ、世界中どこでも使えるとなれば、その国からどんどん海外にお金が流れてしまうのですから、規制するのは当たり前です。
「日本がダメなら海外に」という考え自体は間違ってはいないけど、安易に海外に頼るのは良くない、ということですよね。