破産して無職になったらローンは組めないのでしょうか?最悪、夜逃げするしかない?なんていうところまで追い詰められてしまいます。
ローンは組めなくなりますが、夜逃げするのは待ってください。
多重債務、借金地獄と、人生の墓場のような暮らしを経験してきた人だけがわかることってありますよね。
いや、経験しないに越したことは無いのです。
だけど、自分が悪くなくても借金を背負ってしまう人も多いですから、一概に責めることはできません。
破産したり無職になったりすることって人生の終わり?
債務整理なんかしてブラックになってしまったら、もう生きていけないのではないか?
多重債務になって借金に追われる生活を続けていると、もう借金を整理するしか無いと思いながらも、こんな想いが頭の中をぐるぐる回って、なかなか踏み切れないものです。
例えば、「自己破産したら、子どもや親、また兄弟や親戚までもが影響を受けるのでは?」ということ。
これは、原則的にはほとんど影響はないです。
ただ、子どもの場合は、教育ローンでお金を借りたりという場合には親のローンになるので、これはできませんね。
また、未成年の場合はもろに影響を受けるでしょう。
それでも、二十歳を過ぎて固定収入さえあれば、クレジットカードの申し込みもできます。
事実、知り合いのお子さんもアルバイトでもクレジットカードが作れました。
この方のお兄さんは、30年の住宅ローンにも難なく通ったそうですよ。
結局、自分自身が10年くらいはクレジットカードが作れなかったりローンが組めなかったりするだけです。
それが重大問題なのですが、まあ、ペナルティーとしては軽いのかもしれません。
何十万、何百万という借金をゼロにしてもらうわけですから。
まあ、破産した上に無職になってしまったりすると「世も末か」と思ってしまうわけですが、何もできなくなるわけではないですよね。
同じような思いをしたので、「簡単にクリアできる」なんて口が裂けても言えませんが、少なくとも生活の立て直しができる可能性はあるわけです。
「そんなこと言ったって、無職だと債務整理もできないじゃないか」と言われそうですが、債務整理費用も分割払いで支払うこともできますし、法テラスというところに相談すれば、低料金で弁護士さんにお願いすることも可能です。
債務整理をすれば、やはりデメリットもかなり多いですし、精神的なダメージもあります。
それでも、借金で首が回らなくなり、夜逃げをするくらいなら、債務整理を選んだ方が良いと言えるでしょう。
「夜逃げした体験談」というのを読んだことがありますが、予想以上に悲惨でした。
まず、住民票が取れないですから、住むところを確保するのも一苦労で、子どもが居ても学校にも行けません。
お医者さんにかかることもままならないとなれば、犯罪を犯して逃げ回っている人と大して変わりませんから。
破産すれば、どこかでお金を借りることはできませんが、生活福祉資金貸付制度を使えば少額であれば、生活に必要なお金を貸してくれます。
審査があるで、誰でもすぐにと言うわけには行かないですが、運良く審査に通れば、無利息あるいは低金利でお金を借りることができます。
とにかく、「なにかできることはないか?」と考え、少しでも前に進んでいくことが大切です。