無職でお金が無いというのは当たり前なのですが、その上ブラックとなると、「10万円借りたい」と言われても困ってしまいます。
ただ、本人にしたら「もうどうしたらいいのか?」という感じですよね。
「無職でブラックお金が無い」なんて、もうないないづくし。
吉幾三さんの歌みたい。(かなり古いですけど)
なんて言っている場合ではありません。
私もそうでしたが、本当に「弱り目に祟り目」「泣きっ面に蜂」で、何か悪いことがあると、連鎖的に良くないことのオンパレード。
例えば、会社がうまくいかない時に、「ここをくぐり抜ければ何とかなる」と思い、お金を借りたとします。
会社と言っても、零細企業と言うか自営に近い会社だと、なかなか運転資金を貸してもらうこともままならず。
しかも、お金が必要な時って、すぐに必要なので時間が無いのです。
となると、個人名義で消費者金融から借金をするしかありません。
そんな感じで、私も何回自分名義で借金を重ねたことか。
それでも、すでに数年運営してきましたから、「今は業績悪くても、数カ月後には持ち直すだろう」と少々危ない橋だとは知りつつも、多めに借入、しかも数社から借入していました。
そんな折、商品を納品していた会社が急に倒産しました。
本当に急に。
代金を回収する暇などあろうはずが無く、気がついたらすでに電話番号は不通になり、担当者とも連絡が取れなくなっていました。
被害額的には大したことはなかったのですが、そのことがきっかけになったかのように、その後何をやっても上手くいかず、結局は自分の会社も危うくなってしまったんですよね。
残ったのは消費者金融の借金のみという。
消費者金融の借金って、その頃はグレーゾーン金利目一杯での契約が当たり前でしたから、29.9%くらいかな?
1万円借りても利息が3,000円も付くから、一生懸命返しても、減らないどころかどんどん増えていく感じ。
本当に蟻地獄のように、返しても返しても減ってはくれません。
とまあ、何をどう書いても自分が悪いのですが・・・
ということで、一時は、無職でブラックでお金が無いという状態に陥っていました。
だから、そうなった方の虚しさはよく分かるんですけどね。
やっぱり「もうダメだ」と諦めたらそこで終わりです。
「何とかしてお金を作れないだろうか?」と少しでも思えたら、たとえ数百円からでもお金を作って、そこから増やしていくという気持ちが必要です。
いつも書いているネットオークションやリサイクル店に物を持って行くなどの方法ですね。
ダメ元で不要品を売れば、結構お金になるものです。
今の季節だと、廃盤になった人気メーカーのダウンとかも、結構高値で売れます。
たまたま、持っていたダウンのコートが高く売れたので、結構潤ったのですが、その冬は、着るものが無くて寒い思いをしましたが・・・
追記:ネットで「無職 10万円借りたい」で検索してみました。
たいていが、「無職の人が、金融業者からお金を借りるのは無理なので、家族や知り合い、親戚から借りるしか無いです。」と書いていました。
あとは、「借りるよりも作ったほうがいいですよ。」という親切な意見とか。
やはり、ヤフオクやメルカリで不用品を売る方法が書かれていましたね。
その他には、なんと、SNSで「10万円お貸しします」というツイートがズラズラっと。
いわゆるひととき融資にもつながる個人間融資のタグが貼ってあって、「すぐにでもご融資可能」なんて、闇金融のような文言も。
「無職 10万円借りたい」なんていう単語で検索する人は、相当切羽詰っていますから、こんな言葉にも、ついふらふらっと飛びついてしまうんだろうな、と思います。
お気持ちはわかりますが、追い詰められた時だからこそ、危険を冒さないように、注意しなければいけないですよ。