クレジットカードの審査になかなか通らないと、「審査の甘い」とか「通りやすい」クレジットカードの情報を探しまわるものです。
私も探し回った経験があるのでよく分かるのですが、ネット上ではそれこそ山のように出てきます。
ただ、その大半が、すでに使えない情報であることが多いです。
というのは、バブルの時代、またその前後というのは、「お金を貸したい金融業者」と「お金を借りたい人」の立場が、明らかに今とは違いました。
「お金を借りたい人」または「クレジットカードを作りたい人」が優位に立っていたのです。
また、好景気でしたから、お金を貸してもすぐに返せる人がほとんどで、ごく一部の「お金が無くて返せない人」のことをあまり考えないで良かったということがあったのでしょう。
だから、大手の銀行を除いて、有名な信販会社のクレジットカードでも、一定の収入があれば審査に受かる可能性が高かったのです。
審査が甘いとか緩いという意味では、今と比べたら全体的に緩かったのかもしれません。
特に、消費者金融の審査は緩かったと思います。
アルバイトでも、下手したら無職でも借りられることがありましたから。
好景気であると同時に、グレーゾーン金利がまかり通っていた頃ですから、「最初に高い金利をもらっておけば、その後支払いを滞納されたとしてもしばらくは大丈夫」ということもあったのでしょう。
もちろん、すべての金融業者がそうだったわけではありませんが、少なくともグレーゾーン金利が禁止になるまでは、ブラックでも作れるくらいの審査の緩い金融業者があったのは事実です。
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だから、いまだに、その頃のホームページが出てきたりするんですよね。
ということで、今は2018年1月の時点での情報ということで探した方がいいでしょう。
はっきりと日付が書かれていないサイトもありますが、書かれている文章などでも判断できますよね。
そうやって探してみると、やはり「ブラックでも借りられる」とか「誰でも作れる審査の甘いクレジットカード会社」なんて書いてあるのは、ごく少数で。
しかも街金に近いところということが多いようです。
街金が悪いということではなく、中には闇金融もどきのところもある、ということ。
老舗の中小の消費者金融など、探せば親身になって相談に乗ってくれる金融業者もあるようですが、総じて金利は高いです。
「高くても構わない」という場合は止めませんが、金利が高いと、結局また返済ができなくなり、借金でまた首が回らなくなること必須です。
で、借りた所が本当に闇金融だったとしたら、とんでもないことになってしまいますから。
今はどこでも「甘くない」というのが、本当のところでしょうか。