ヤミ金融やひととき融資から借りたお金は返さなくて良い?

ネットの記事を読んでいたら、闇金融とおぼしき電話番号から電話がかかってきました。

なんていう、緊迫した記事が。

なんでも、金などの買取業者が、闇金融が使わなくなった電話を買い取って使っているらしい、ということ。

単なる、セールスの電話だったんですが、闇金融とつながっている時点で、ちょっと怖いですけど。

この男性、以前お金に困って電話した先が、どうも闇金融だったみたいで、結局は借りなくて済んだということですが、突然そこからかかってきたのか?とビクビクしてしまったらしいです。

いくらなんでも、闇金融業者が、手当たり次第に電話してくるなんて、考えにくいでしょう?

そこからバレるということもあるので。

だから、たいていの「闇金融から借りてしまった」という人は、「正規の消費者金融だと思って、連絡した」ということなんです。

総量規制以降、お金が借りられない人が増えているということは何度か書いています。

その傾向はどんどん進み、今や定収入があってもキャッシングの審査に落ちる人も多いようです。

ましてや、多重債務に陥ってしまったら?

もうどこからも貸してもらえなくて、ヤミ金融に頼るしか無いなんていう人も増えてしまうでしょう。

今は、「ソフトヤミ金」なんていう、一見正規の金融業者と大差のないところもありますから、注意が必要です。

ヤミ金融でお金を借りてしまうと、毎日数千円いや数万円単位で利子が付き、日が経つほどにどんどん膨れ上がり、金額が大きいほどに返すことが困難になってきます。

一昔前は、大手の消費者金融でさえ審査が緩く、ブラックになった人ですらお金を貸してくれるところもあったようです。

それが今や、個人信用情報に事故情報が付いていようものなら、即審査に落とされると言われています。

お金が借りられなくて落ち込む女性
まあ、それが当たり前と言えば当たり前なのですが・・・

ヤミ金融から借りた場合法的根拠はないと言われています。

借りた証拠すら残さないように、書類はもないことがほとんどだとか。

それでも、金利は法外で明らかに違反していますから、弁護士やしかるべき相談機関に助けを求めれば、めちゃくちゃな利子返済の要求から逃れることもできると思います。

執拗な取り立ての電話も、3年も耐えれば来なくなるなんていう噂もあるくらいです。

ただ、今引き受けてくれる弁護士や司法書士の方は少ないでしょう。

今は、闇金融の手口も巧妙になり、「知らずに借りてしまった」という方も増えているため、闇金融に対応してくれる弁護士事務所なども少しづつ増えているようですが・・・

特にネットで申し込める法律事務所に多いような気がします。

ヤミ金融の取立ても、相手を追い詰めて全く返済能力を無くすと困るわけです。

だから、法外な部分の利子の免除、月々これくらいなら返済できるというラインで交渉すれば、交渉に応じるところもあると言われています。

相談できる人がいない場合は、「法テラス」で相談すれば、弁護士など紹介してくれたりしますので、各都道府県にある事務所を尋ねるのも良いでしょう。

また、市町村で行っている法律無料相談会に参加する、という方法もあります。

万が一借金を抱えたまま亡くなったとしても、子供が相続を放棄すれば、子供が返す必要もありません。

結局は、必要以上に怯えず、「法外な利息以外の借金は返す」という確固とした気持ちが大切なんですよね。

追記:真面目な方ほど借金に苦しむ、という説があるのですが、確かに「借りたものは返さなくてはいけない」という重圧がありすぎて、心や体が壊れてしまうなんていうことにもなってしまいます。

「借りたものは返さなくてはいけない」はあたり前のことなのですが、それ以前に、「お金に困っている人の足元を見て法外な利息でお金を貸したり、引き換えに性的な要求をしてくる」なんていう輩に、誠実に対応する必要はありません。

闇金融だけでなく、今流行りの「ひととき融資」にしても、正規の金融機関で無い上に、法外な利息や関係を迫るなど、法律を無視した営業である、と判断されれば、こちらの方が強くなります。

なので、借りたお金全額をまだ支払っていなくても、「法律上問題がある」とされれば、残りの金額を支払う必要も無いですし、支払い自体を拒否することも可能なのです。

とは言え、相手は、最初から法律無視のやりたい放題ですから、一筋縄では行かないのですが、弁護士などに相談して、一緒に立ち向かう方が良いでしょう。

闇金融と違って、本当に一個人がSNSなどを使って「お金貸します」と言う場合は、サラリーマンや公務員であることも多いので、「出るところに出る」と、裁判も辞さない意思を伝えれば、案外すんなりと、引き下がることもあるのだとか。

やはり、毅然とした態度で臨むことが、自分の身を守ることに繋がるんですね。