多重債務者が稼ぐ方法として、よく出てくるのが、「ネットオークションなどで手持ちのものを売ること」です。
これは、手っ取り早く稼ぐ方法としては良いと思いますよ。
実際、ローン地獄で困っていた時に、家にあるものを片っ端から売っていたことがあります。
一時は、何でもかんでも売ってしまい、寒い冬でも「着るコートが無い」なんていう始末。
購入する時には、そんなに高価なものではなかったのですが、あるメーカーの洋服を好んで買っていたのですが・・・
突然倒産したので、今や希少価値のあるものになっていたんですね。
そのメーカーのファンと言ってもいいくらいだったので、ノベルティーグッズも集めていて、総額では数十万円になったと思います。
まあ、ラッキーだったのですが、どこのお宅でも、ひとつやふたつは何かしら価値のあるお宝が眠っているはず。
最初は気負わないで、「家の中の整理をする」つもりで出品すれば、意外とお金になることにびっくりするでしょう。
あとは、せっせと宝くじを購入したり、日払いで良さそうなバイトがあったら参加するとか。
あっ、人通りの多い場所に住んでいる場合だと、自動販売機を設置すると儲かるとか、設置場所を交渉するだけで利益になるとか、という話ももあります。
と、ここまでは現実的な話。
ここからは、リスクを伴う投資話ですが・・・
最近、やたらと耳にする投資話と言えば、仮想通貨ですね。
中でもビットコインは、ビックカメラや格安航空会社Peachが決済に導入したりと、話題になっています。
でも、ビットコインと言えば、2014年に突然交換所の取引が停止され、多額の被害をこうむった人も多いことから、なんとなくうさんくさいイメージがあと思います。
私も、すでに「仮想通貨」と聞いただけで、「手を出すのは止めよう」と思ってしまいますから。
ただ、ここに来て、ビットコインだけでなく仮想通貨が、活発に取引されていて、「◯十倍にまで上がった」なんていうことをよく聞くんですよ。
(逆に下る時も、加速度が付いていますけどね。)
そうなると、FXや株などの投資話には興味が無い人でも、「仮想通貨なら知識が無くてもなんとかなるんじゃないの」と思ってしまうんです。
特に、「借金をなんとか返したい」と思っている多重債務者にとっては、気になるのではないでしょうか?
とは言え、やはりうかつには手を出せません。
投資には違いないのですから。
儲かる時もあれば、損するときもあると割り切って始めないと、精神的に持たないでしょう。
いずれにしても、「どうやって借金を返そう?」とか「来月の生活費がすでに足り無さそう」なんていう切羽詰まった状態では、なかなか余裕を持った投資はできないですよね。
「投資は余剰資金で」と言われるように、ある程度余裕をもって生活できるようになってから考えるものなのかもしれません。
「試しに少しだけ」と思うのなら、損を覚悟で少額から初めてみる、という方法もあるのでしょうが。
追記:ここに来て、「ビットコイン、初めて2万ドルを突破」のニュースが流れてきました。
以下、ヤフーニュースからの抜粋です。
“急上昇したビットコインの価格は、米国時間の12月16日に史上初の2万ドルの大台を突破し、本稿執筆時点では2万1800ドル前後で推移しているとCoinDeskは報じています。
前回の高値は11月30日に記録した19,850ドルでした。
ビットコインは、2020年に徐々に勢いを取り戻す前に、2018年の悪名高い暴落で3,000ドル前後まで価値を落としていました。
これに先立ち、2017年12月には2万ドル近くまで上昇していた。
Twitterのジャック・ドーシーCEOが設立した決済サービスプロバイダーのスクウェアは10月、ビットコインに5000万ドルを投資したと発表したが、PayPalも2021年からビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の利用を開始するという。
また、PayPalは2021年からビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をプラットフォーム上で売買・保管できるようにする計画だ。
この記事はレッドベンチャーズが発行したもので、朝日インタラクティブが日本市場向けに編集したものです。”
確かに、仮想通貨とは言え、新しいお金の流れは、停滞している日本経済にとっては、明るい兆しになりそうではあります。
多重債務者が「なんとか儲けてやろう」と参入するのは、いかがなものかと思いますが、生活に余裕ができたら、お小遣いの範囲で投資してみるのはアリではないでしょうか?