クレジットカードの審査になかなか通らない人にとっては「審査の甘い」という言葉は、つねに唱えているひとつの呪文のようになっています。
ネットでも2023年審査甘いクレカとかで情報を探している方が多いんですよね。
気の早い人は「令和6年、作りやすいクレジットカード」とかね。
少し前にも書きましたが、昔の情報、特に総量規制前の情報はあまりあてにならないことが多いです。
その頃には確かに「ここなら誰でもお金を貸してくれる」という消費者金融がありました。
・・・が、今では極端に少なくなっているのが現状です。
でも、多重債務時代に陥っている人、またそうじゃなくても収入が安定していなくて、「どこからも借りられない」なんていう方にとっては、どうしても「どこか貸してくれるところはないか?」と探しまわってしまいます。
もうどこからも借りられなくて、あちこちの消費者金融を回っている人にとって「審査の甘いキャッシング」というのは、文字通り「甘い」ささやきに聴こえますね。
だけど、借りる前にちょっと立ち止まってみましょう。
人の弱味につけ込む悪徳なキャッシング業者は、審査が甘いことを餌に困っている人に寄ってきます。
そして、法を無視した高金利で貸付けるのです。
最近はソフト闇金という「態度は温厚だけど、高金利の利息でじわじわと締めつけられる」という業者も増えています。
中には、最初は親身になって相談に乗ってくれるところもあるそうなので、すっかり騙されてしまうんですよね。 「もうどこからも借りられない」という状況になった時の心理状態は、普通ではありませんから。
審査の甘いキャッシング会社は、一般的な金融機関よりも注意が必要です。
キャッシング関係のトラブルに遭遇した時には消費者センターや専門機関が頼りになりますので、トラブルの気配があるならすぐに対策を立てましょう。
冷静に見れば「怪しげな」キャッシング会社を、審査が甘いからという理由だけで頼ってしまいそうになっているあなた。危険ですよ。
一見条件のよさそうな貸し付け条件だったとしても、後々で強引な取り立てや驚くほどの利息がついては大変なことになります。
急ぎでお金が必要だという場合でも、キャッシング条件は納得のいくまで確認しましょう。
契約内容に少しでも問題があると感じたなら、きっぱりと断る勇気も持たなければなりません。
審査の甘いキャッシング会社を探す時は、キャッシング会社の信頼性や安全性にも目を向けてください。
よく大手消費者金融や銀行に似通った会社名にして、信頼感を得ようとするところもありますから、要注意です。
特に多重債務の方は気をつけましょう。
また、表向きは普通に営業している消費者金融が、「この人は返済能力が無いな」と判断した場合に、「闇」に近い金融業者を紹介してくることがあります。
他の会社に電話をかけさせたり、「今キャンペーン中なのですぐに申し込まないとダメです」などと言われたら、慌てて申し込んだりしないで、よく考えた方が良いですよ。
月曜日が祝日になる連休や、GWの前とか年末など、金融機関が休みになる時が一番危ないです。
通常、金融業者が同業他社を紹介するということは、まずないですから。
金融業者以外で考えるとすぐにわかることですが、「ユニクロ」で服を探している人に、「近くのショッピングセンターに同じような服が安くありますよ。」なんて言う店員さんはまず居ません。
このように、「気持ちに余裕がない状態」になった時に罠にはまってしまう危険性があります。
「どうしてもお金が借りられない」という時に「ブラックでも貸しますよ」と言われれば飛びついてしまいそうになりますが、一度冷静になって考えてみましょう。
「お金を借りる」しか方法がないのか?ということも、考えてみた方が良いですよね。
できれば、「お金を作る」という考え方に、早めにシフトチェンジしたいものです。