クレジットカードの審査になかなか通らない人にとっては「審査の甘い」という言葉は、つねに唱えているひとつの呪文のようになっています。
ネットでも「最新 審査甘いクレカ」とかで情報を探している方が多いんですよね。
少し前にも書きましたが、総量規制前の情報はあまりあてにならないことが多いです。
その頃には確かに「ここなら誰でもお金を貸してくれる」という消費者金融がありました。
・・・が、今では極端に少なくなっているのが現状です。
その頃はなぜ誰にでもお金を貸してくれる金融業者が多かったのか?
まあ、誰でもというのはちょっと言い過ぎですが、審査がかなり緩い消費者金融があったのは確かです。
グレー金利廃止前は、とにかく金利が高かったですから。
途中で滞納されても、最初に利息という形で取っていたので、経営上も問題が無かったのではないか?と思うんですよ。
世の中も好景気に沸いていましたから、一見お金を借りる人が少なく思えますが、より良い生活をするためにお金を借りる人も多かったのです。
だから、景気低迷で生活費さえ捻出できない人が増えた今は、お金を借りたい人も貸したい人も多いけど、貸し倒れが怖くて貸せない、というところでしょうか。
消費者金融の場合は、総量規制で世帯年収の1/3までしか貸せない、という足かせもありますし。
でも、多重債務時代に陥っている人、またそうじゃなくても収入が安定していなくて、「どこからも借りられない」なんていう方にとっては、どうしても「どこか貸してくれるところはないか?」と探しまわってしまいます。
もうどこからも借りられなくて、あちこちの消費者金融を回っている人にとって「審査の甘いキャッシング」というのは、文字通り「甘い」ささやきに聴こえますね。
だけど、借りる前にちょっと立ち止まってみましょう。
人の弱味につけ込む悪徳なキャッシング業者は、審査が甘いことを餌に困っている人に寄ってきます。
そして、法を無視した高金利で貸付けるのです。
最近はソフト闇金という「態度は温厚だけど、高金利の利息でじわじわと締めつけられる」という業者も増えています。
中には、最初は親身になって相談に乗ってくれるところもあるそうなので、すっかり騙されてしまうんですよね。 「もうどこからも借りられない」という状況になった時の心理状態は、普通ではありませんから。
審査の甘いキャッシング会社は、一般的な金融機関よりも注意が必要です。
キャッシング関係のトラブルに遭遇した時には消費者センターや専門機関が頼りになりますので、トラブルの気配があるならすぐに対策を立てましょう。
冷静に見れば「怪しげな」キャッシング会社を、審査が甘いからという理由だけで頼ってしまいそうになっているあなた。危険ですよ。
一見条件のよさそうな貸し付け条件だったとしても、後々で強引な取り立てや驚くほどの利息がついては大変なことになります。
急ぎでお金が必要だという場合でも、キャッシング条件は納得のいくまで確認しましょう。
契約内容に少しでも問題があると感じたなら、きっぱりと断る勇気も持たなければなりません。
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審査の甘いキャッシング会社を探す時は、キャッシング会社の信頼性や安全性にも目を向けてください。
よく大手消費者金融や銀行に似通った会社名にして、信頼感を得ようとするところもありますから、要注意です。
特に多重債務の方は気をつけましょう。
また、表向きは普通に営業している消費者金融が、「この人は返済能力が無いな」と判断した場合に、「闇」に近い金融業者を紹介してくることがあります。
他の会社に電話をかけさせたり、「今キャンペーン中なのですぐに申し込まないとダメです」などと言われたら、慌てて申し込んだりしないで、よく考えた方が良いですよ。
GWの前とか年末年始など、金融機関が休みになる時が一番危ないです。
通常、金融業者が同業他社を紹介するということは、まずないですから。
このように、「気持ちに余裕がない状態」になった時に罠にはまってしまう危険性があります。
「どうしてもお金が借りられない」という時に「ブラックでも貸しますよ」と言われれば飛びついてしまいそうになりますが、一度冷静になって考えてみましょう。
「お金を借りる」しか方法がないとかどうかということも、考えてみた方が良いですよね。