住宅ローンを滞納してしまったら?真っ先にすべきこととはなんでしょうか?
コロナウイルス感染症の影響を受け、収入が激減している方がほとんどでしょう。
住宅ローンが払えないとか、賃貸の家賃が支払えない方も急増しているのです。
こんな記事も出ていますね。
コロナショックで「住宅ローン破綻」の恐ろしすぎる現実 住宅ローン「金利優遇制度」の落とし穴
アメリカのサブプライムローン問題がピックアップされた時にも、住宅ローンが支払えない方たちが急増しました。
日本でも連鎖反応のように、住宅ローンはおろか他の借金返済もままならない方たちが増えてしまいました。
私もその中に含まれるのですが・・・
特に震災後は、家を失ったのにも関わらずまだ残っているローンを支払いつつ、また新たなローンを組まざるを得ない状況に陥った方も多いと思います。
また、他のローンはなんとか支払えるけど、住宅ローンだけは払えなくて滞っているという方もいらっしゃるでしょう。
それに追い打ちをかけるように、今回のコロナショックが覆いかぶさってきたのです。
政権交代した時には、最初は経済が湧いているように見えましたが、金利が上がることで、今後住宅ローンが支払えなくなる方達が今後も増えるのは目に見えています。
現に、家計のやりくりに四苦八苦している方は多いです。
生活費捻出だけでも苦労しているのに、住宅ローンの支払いに困るのは当然のこと。
住宅ローンが支払えなくなったら、まず最初は、ローンを組んでいる銀行に相談に行かれた方が良いでしょう。
今の経済状況を証明するような書類を出せば、月々の支払を減額してもらうことも可能です。
ただし、条件はありますし、それぞれの銀行によって異なります。
私が住宅ローンを組んでいた銀行は、とても親身になって対応してもらえました。
ただ、減額することによって、当然支払い年月も伸びてしまいますから、30年とか35年ローンを組んでいる方にとっては、結構厳しくなりますよね。
住宅ローンを払い終わる前に定年退職を迎えてしまうとか。
私も、最初は「住宅ローンだけは」と食べるものも着るものも切り詰めて支払っていたのですが、徐々に支払えなくなり、銀行に相談に行きました。
でも、支払期間がこれ以上伸びたら返済は不可能と判断し、家を手放すことになりました。
どうしてもやっと手に入れた自分の家を手放したくない、という場合には有効だと思いますが、「どうしても、減額だけでは家計を回していけない」という場合もあるんですよね。
また、他にも借金があってもうどうしようもない状態なんていう時には、債務整理を考えた方が良いでしょう。
債務整理というと、自己破産を思い浮かべますが、少しでも借金を返していく「個人再生」などを選べば、最悪でも自分の家は手放さなくて済みます。
住宅ローンは免除されませんが、他の借金が無くなれば、払える可能性も高くなりますよね。
「自己破産」は、やはり「もうこれ以上はどうしようも無くなった」という場合の最後の切り札と考えた方が良いかもしれません。
自己破産してしまうと、借金はすべて無くなりますし、住宅ローンの支払い義務も無くなります。
だけど、同時に家やその他の資産もすべて無くすことになるのです。
住むところが確保できなければ、最悪の場合ホームレス同然になってしまうこともあるのですから。
それぞれのメリット、デメリットをよーく考えて選択したいものです。