「ブラックでもお金を借りられる裏技を知りませんか?」と聞かれることが増えてきたような気がします。
いや、気がするというよりも、ものすごく多くなっていると思います。
「何がそうさせるのか?」を考えた時に、まだブラックの人が増えているということ。
一昔前は、「ブラック」なんていうと、社会の片隅に生きる人達で、ごくごく一部の人というイメージがありました。
ギャンブルにハマって抜けられなくなった人や、事業に失敗して負債を抱えた人、また他人の保証人になってしまった人と、すぐにイメージが付きやすい感じでしたよね。
そうそう。よく漫画のキャラクターとかになるようなイメージです。
それが今や、普通のサラリーマンやOL、主婦、自営業の方などなど。
ありとあらゆる職種の方が、多重債務に陥ったりブラックになったりしているのです。
自分自身も経験者なので、偉そうには言えないのですが、「どうしてそんなに増えてしまったのか?」と思います。
他人のせいにはしたくないけれど、景気の良い時代に、「キャッシング」が全盛期になり、誰もがお金を気軽に借りられる状況でしたよね。
何か買い物をする度に、そのショッピングモールやお店のクレジットカードを勧められるような時代。
消費者金融のCMがテレビでしょっちゅう流れ、無人契約機が街を占拠していた時代。
そんな「借りグセ」が付いた私達が、不況で生活苦になったら、やはりまず最初に「どこからかお金を貸してくれないだろうか?」と思ってしまうのです。
いや、賢明な方はそんなことはないでしょうが、そう思う人が多いのは確かでしょう。
で、「ブラックになったらもうどこからもお金は借りられないんだ」とわかっていても、ついつい「ブラックでも借りられるところ」とか「裏技」を探してしまうんですよね。
私もそうでした。
裏技は存在するのかもしれませんが、一時的なものかヘタすれば法に背くようなことも。
あるいは、ヤミ金融の餌食になってしまうとか。
試しにネットで検索してみると、たくさんのサイトがヒットするのですが、どれもこれも信じられるか?と言われればNo.と言わざるをえない情報がほとんどです。
唯一あるとすれば、街金と呼ばれる中小の消費者金融なら貸してくれるかもしれない、ということでしょうか。
とは言え、地域限定型のところが多いですし、正規の消費者金融なら、貸してくれたとしても数万程度ということがほとんどだと思います。
ブラックの過去があっても、現在の収入が安定していれば問題ない、というところがあるのは事実ですが、大手の消費者金融ほど、表立った営業をしていない分、実態もわかりにくいのです。
結局は、自分自身でお金を作り出す方法を、少しでも身につけるしかないんでしょうね。
または、ネットオークションなどで、一時的にお金を作って、上手く増やすという方法もありますよ。