「お金を借りたことがありますか?」と聞かれたら、多分ほとんどの方がYesと答えるでしょう。
みんなが借りているから悪いことではない、という考え方はどうかと思いますが、お金を借りること自体が問題なのではなく、お金の借り方に問題があるんですよね。
世の中こんなにお金に困っている人が居るのか?と思うほど、今は「お金を借りたい」という人が増えているような気がします。
特にブラックになってどこからもお金を借りられないという人にとっては、深刻な悩みでしょう。
私もさんざん「どこかお金を貸してくれるところはないか?」と探しまわった経験があるので、決して他人事とは思えません。
「ブラックでもお金を貸してくれる所、どこか知りませんか?」なんて聞かれたら?
あなたならどう答えますか?
「そんなとこ、あるわけないだろう」と突っぱねますか?
それとも、「ここなら貸してくれるよ」と闇金融かもわからない情報をわざわざ教えてあげますか?
今は、情報が氾濫している時代ですから、知りたいと思うことは、インターネットを使えばPCからでも携帯やスマホからでもすぐに手に入ります。
ただ、すぐに手に入ることを引き換えに、「間違った情報」や「人を騙そうとする」情報も混ざっている可能性が否めません。
金融関係に的を絞れば、「ブラックでも貸します」という情報の中には、「闇金融」やそれに近い会社を紹介する情報も多く含まれているということ。
すべてが悪徳とは言い切れませんが、充分用心してかかった方が良いでしょう。
「ブラックでもお金を貸してくれるところ」を探す時点でもう相当切羽詰っていますから、冷静な判断力が無くなっている状態だと思います。
私もローン地獄に陥った時はそうでしたから。
「審査の甘い消費者金融」とか「ブラックでも融資可」というような金融業者を、探しまわっていました。
だからこそ、そういった人間の心理を突いた悪徳業者がまかり通るわけです。
「ブラックでもお金を借りなければ生活できない状態」になることはよくありますし、恥ずかしいことではないのです。
ただ、そういった人にお金を貸してくれる金融機関はほとんど無く、あちこち探し回っているうちに、どうしても甘い言葉に引っかかってしまうんですよね。
冷静になれと言われても、「もう明日までにお金が作れないと大変なことになる」なんていう時には、藁をも掴む状態だと思います。
それでも、もっと深い泥沼に引きずり込まれないようにするには、「ブラックでも貸してくれる」ということだけですぐに飛びつくようなことは止めておいたほうが良いでしょう。
底なし沼のような蟻地獄に誘い込むための、常套手段に過ぎないことが多いのですから。