宝くじで受取人がいない高額当選金はどうなるのでしょうか?
ちょっと気になりますよね。
まさか、「宝くじに外れた人に分配する?」なんて思ってしまいましたが、そんな人が多いことを逆手に取って、詐欺を働いた事件がありました。
「宝くじで受取人がいない当選金を分配する」という話をうのみにして、先に供託金として必要だと言われたりして、数回に渡ってお金を渡していた、というんですよ。
なんと、合計金額が3200万円と言うから、すごい金額ですよね。
途中で気が付かなかったのか?と思いますが、宝くじの高額当選金だと億はくだらないことから、欲に目がくらんでしまったのか?
はたまた、途中でなんとなく「怪しいな」と思っても、すでに深みにはまってしまい、怖くてお金を渡してしまったのかもしれません。
とは言え、受取人が居なくて失効になってしまった宝くじを、個人が山分けできるわけないですよね。
では、どうなるのでしょうか?
毎年、かなりの高額当選金が未換金になっているとか。
数年前の時点で、年末ジャンボやグリーンジャンボなど全部合わせて、48本、48億円以上のお金が、受取人の無いままになっているそうですから、今はもっと増えていますね。
「それじゃあ、私がもらってあげるのに」なんて思ったあなた。
借金を抱えてお金に困ったことがあるので気持ちはわかりますが、そんなわけにはいかないです。
未換金分の宝くじ当選金は、全国の地方自治体に渡され、公共事業などに使用されるということ。
そう言えば、観光地のボートに「宝くじ振興協会」とか書かれていたような気がします。
あと、運動会などの時に学校で使っていたテントとか。
しかし、宝くじを購入した以上、当選日は楽しみにするでしょうし、どうしてこんなに失効になってしまった宝くじが存在してしまうのでしょうか?
あっ、この間は「失効日の二日前に宝くじに高額当選したことがわかったアメリカの男性の話」を書きましたよね。
この男性の場合は、単に確認するのを忘れていたみたいなのですが、意外とこのパターンが多いのかもしれません。
「宝くじに当たりたい!一度でいいから大金を手にしたい!」という思いで購入するのでしょうが、いつの間にか習慣化されてしまい、「後で確認しよう」と思いながらも忘れてしまう、なんていうこともあり得るのかな?
それから、「宝くじを失くしてしまった」というケースも結構あるみたいですよ。
確かに、大切にしまったものに限って、「どこにしまったのかわからなくなる」ということがありますから。
「ゴミ捨て場で見つかった」なんていう話もあったように、当選するまではただの紙切れとして扱ってしまったり、逆に普段使わないようなところにしまって、見つけられなかったりすることも。
意外なところでは、「実際に1億円当たったとわかった時点で、あまりの金額の大きさに怖くなり、悩んだ挙句に引き換えに行かなかった」なんていう方もいらっしゃるようです。
宝くじあるあるとしては、考えられますね。
「高額当選者の末路」とか不幸になった話も五万とありますから、「怖くなる」気持ちもわかります。
私のように借金苦になったりした人だと、余計にお金のありがたみがわかりますから、「嬉しいけど、あまりにも生活が違いすぎるためにとまどってしまう」ということもあるでしょう。
お金が欲しいけど、急に大金を手にすると逆に怖くなる、という相反する気持ち。
やはり、一度借金でつまづいた人にとっては、あくまでも「宝くじは夢」のままの方が良いのかもしれませんね。
追記:ちなみに、借金にも時効があるのですが、督促状を郵送されたら、カウントが停止されてしまうとか。
夜逃げしても逃げ切れないことの方が多いんですよね。
じゃあ、海外に逃亡?なんて気軽に思ってはいけません。
治安が悪いので犯罪に巻き込まれたり、お金が無くて生活していけなかったり、食べ物が合わなくて体を壊したりと失敗談をよく見ます。
海外移住するつもりで、しっかりと情報収集してお金も貯めてから、債務整理後に行く分には良いのでしょうが。