「宝くじで1億円当たるといいなー」なんて、ただ漠然と願っているうちは、幸せなんでしょうね。
誰だってお金は欲しいですから。
それに、宝くじは夢を買うと言いますが、当選発表までの間に「当たったら何買おう?」「何をする?」なんて思いを巡らせるのが楽しいんですよ。
そんな宝くじが、「当たればいいなー」から「是非とも当選したい」に変わったのは、ローン地獄を味わってから。
最初は住宅ローンが返済できなくなって、1億も当たれば、この家が何個買えることか?なんて思ったり。
ある年は、宝くじに完全に賭けてしまって、「当選確率が高い」という売り場を、何時間もかけてはしごしたりしてました。
今考えると、お恥ずかしい限りですが、当時は本気でしたね。
「現実を見ろ!」とその頃の自分に言いたいくらいですが、もしかしたら「宝くじさえ当たれば、今の苦しい暮らしから抜けられる」と思い込むことで、精神のバランスを取っていたのかもしれません。
そんな宝くじの高額当選者の話って、やっぱり興味がありますよね。
ひょんなことから見つけたブログですが、totoで6億もの大金を手にした男性が体験談を綴っていらっししゃいました。
と言っても、匿名でなんでも書けてしまうブログですから、信憑性のほどはわかりませんが、内容はなかなか臨場感たっぷりで面白かったです。
当選を知った時も、意外と淡々とされている様子が、「もしかしたら、本当に当たったら、そんなリアクションしかできないかも」と思うんですよ。
宝くじ売り場のおばさんの方が、慣れているはずなのに慌ててたりと、とにかくリアルな感じがしました。
そして、自分が当選したかのようなドキドキ感まで味わいました。
6億円って、普通に自分の銀行口座に振り込まれるんですね。
手続きをして2週間くらい経って口座を確認したら、ちゃんと振り込まれていたということですから。
この男性、独身でご実家暮らしだということですが、ご両親と兄弟ひとりひとりに1億円づつ渡したとか。
気前が良いと思ってしまいましたが、私が当選しても家族には分配するでしょうね。
ただ、そうなると、贈与税がかかってしまうそうです。
しかも、1億円もらったら、贈与税は約5,000万円。
なんと、半額も税金に持っていかれる、ということ。
これは気を付けなければいけませんね。
1億円じゃなくても、数百万でも贈与税はかかりますから。
とにかく、すぐにお金をどこかに分配する、ということは止めておいたほうが良いということ。
それと、友達に話をすると瞬く間に広がってしまい、クレクレ攻撃を受けて困った、という体験談もありそうで怖いですね。
同僚にせがまれて、毎日イヤイヤ飲みに行っていたとか。
あるいは、借金の相談を受ける日々が続いて、その会社に居たたまれなくなって退職してしまった。
などなど、「当選したらしたで大変なんだなー」と気の毒になることもあります。
なんて、書いているうちに、なんだか本当に宝くじに当選したような気分になりましたが、今のところ、そんな兆候は全く無く、「来月の支払いどうしようかな?」というのが現実です。