「キャッシング地獄からあなたを守る六法全書 」というレポートを読みました。
中に書かれているのは、「キャッシングの正しい利用方法」とでも言うべき詳細なレポートです。
最初に「キャッシングを推奨するものではありません」と書かれていますが、この作者の方のポリシーとしては、「安易に借りないようにしましょう」なんですね。
でも、「生活をしていれば借りなければいけない場面にも遭遇する」ので、そのためにも「正しいキャッシングの利用法」について考えておきましょう、ということです。
これは大事なことだと思います。
私も、多重債務に陥る前は、ローンで商品を買うことすらためらうような、と言いますか、ローンでは極力ものは買わないようにしていました。
自営で収入が安定していなかったということもありますが、やはり「キャッシング」を利用したり、お金を借りたりすることは「悪いこと」だと思っていたから。
確かに手元にあるお金の範囲で、物を買ったり消費するに越したことはないのですが、どうしても借りざるを得ない状況時のために、知識だけはあった方がいいですよ、というのはとてもよくわかるのです。
キャッシングやローンを使わない、という判断は正しいと思いますが、使わなくても知識はあった方がいいですね。
私の場合は、毛嫌いしていた分、本当に何も知らなかったので、知らず知らずのうちに安易な借り方をしていたのかもしれません。
「消費者金融に手を出してはオシマイ」というような気持ちがあったので、借りてしまった時点で、もうあまり利息のこととかも考えなくなってしまったような気がします。
よく言う「開き直り」というモノだと思います。
何となく、もう引き返せないというか、「ここまで来てしまったのだから、なるようになる」という自暴自棄な気持ち。
当時はグレーゾン金利花盛りで、消費者金融じゃなくても29%近い利息を取られていた記憶があります。
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単純に計算しても、10,000円の借入金に対して、利息が約3,000円付くのです。
3,000円を毎月貯金していれば、年間36,000円も貯められるんですよ。
しかも、毎日の食べるものさえ買えないような状態の時に。
実際には、手数料やその他のお金もかかりますし、支払いは遅れがちになるので延滞金まで支払っていましたから。
今思えば、よく返していたもんだ・・・と。
結局は返せなくなったんですけどね。
だから、現在多重債務に陥っている方も、まったくキャッシングに手を出したことがない方も、とりあえず知識を仕入れておいた方が良いかと思いますよ。
「借金返済の裏ワザ」と言うことではないのですが、どんな借り方をすれば、利息が少なく抑えられるか?ということも書かれているので、現在借りている方にも参考になりますね。
多重債務も、結局は知識の欠乏から来るのかな、とも思います。