クレジットカードの取得が難しくなった、ということをあちこちで聞きますが、すでにクレジットカードを取得している場合でも更新ができなくなることが多い、というケースもあるようです。
では、どんな場合に、更新を断られるのでしょうか?
税金滞納していてもクレジットカードの更新ができるかどうかですが、どう思われますか?
意外と、すぐには答えられないのではないでしょうか?
調べた所によると、税金を滞納していても、また公共料金を滞納していたとしても、クレジットカードの審査や更新時にそれを理由に断られることはありません。
と言いますか、個人信用情報は、あくまでも民間の金融業者間での信用情報を提供する場所なので、官公庁が情報を載せるということはしないということだけです。
まあ、これはだいたい見当はつきますよね。
それでも、今はクレジットカードで税金や公共料金の支払いもできるため、支払いが滞る=クレジットカードの支払いが滞るということですから、その場合は、当然個人信用情報にも掲載されます。
税金を支払わなかったということではなく、単にクレジットカードの支払い延滞になるのですが、意外と忘れがちだと思います。
商品を購入した場合には、何回払いでいつ引かれるか?ということは、きちんと把握しているものですが、一度自動引き落としの手続きをしてしまった税金や公共料金については、つい引き落とし日を忘れてしまうものです。
お金がなくて支払えなかったのならまだしも、払えるのに数ヶ月忘れていて信用情報に傷が付く、なんて最悪ですから。
そこのところは、表にでも書いて、しっかりと管理しておきたいものです。
最初の話題に戻りますが、税金や公共料金の滞納が、クレジットカード申し込みや更新時の審査に響かないと書きました。
だけど、考えてみたら、何かの支払いが滞るということは、家計がうまく稼働していない証拠です。
経験談からも言えることですが、支払わなければならない項目に優先順位を付けるようになったら、多重債務の入り口も見えてくるような気がします。
税金を滞納していても、審査には関係しないということで安心してはいけないと思います。
ひとつ支払いが滞ってしまったら、その穴を埋めるために、また新たな借入をしてしまうというパターンが生まれるからです。
経験者は語る、で私はそんなことを何度も繰り返して来ましたから。
私が言うのもなんですが、クレジットカードのことを考える前に、もう一度家計の支出について見直す必要があるでしょう。
大雑把な記述でも良いのですが、「何にどれくらいのお金を使っているか?」ということがわかるだけでも、無駄な部分が見えてくるというもの。
お金が足りなくなると、そういったことからも目を背けがちですからね。
それと、大きな借金を抱えていると、1円や10円単位のお金を節約しても仕方がないと思いがちなのです。
私も、もしかしたら多重債務生活の時の方が、節約できていなかったかもしれません。
それは、決して贅沢をするということではなく、相変わらず安いものしか買えないのですが、割合大雑把な買い物をしていたような気がします。
「これ、安いから買おう」というような。
その以前は、「家にあれとこれがあるから、今日は特売しているけど、この野菜は要らないな」とかの判断ができたのですが、安いと言うだけで買うものだから、ダブらせて捨ててししまう、なんていうことも。
結局、金銭感覚が麻痺してしまうと、お金が無いのに無駄な買い物をしたりするんですよね。
借金から目を背けないで、現在の経済状況を常に把握する、というのは、とても大切なことなのです。