長引き不況で働き先も見すからずお金を借りたい人が急増しているように思えます。
「債務整理した主婦でも貸してくれる金融業者」についての質問をされている方がいらっしゃいました。
債務整理したということは、ブラックであるということ。
プラス、今はクレジットカードも作りにくいと言われる専業主婦であるということ。
確かに、ご質問されているように、「もうどこでもいいので、お金を貸してくれるところを教えてください」という気持ちにもなるでしょう。
この方、ご主人がご病気で働けなくなり、ご自身も小さいお子さんを抱えていらっしゃるために内職程度の収入しかなく、やむなく消費者金融から借入れをしたということです。
だけど、「ご主人が仕事に復帰したら返そう」と思って借りたお金も、なかなか仕事に復帰できないでいる間に、利息がどんどん膨れ上がり・・・
お決まりの多重債務コースにまっしぐら、となってしまったということです。
それで、仕方なく自己破産を選択されたんですね。
今は、こんなケースも増えていると思うと、実につまされます。
小さいお子さんを抱えている場合、なかなか働けないというのもネックですが、子どもに満足に食べさせてあげられないなど、不憫な思いをさせるのも辛いことでしょう。
「金融業者」とはちょっと違いますが、専業主婦の方で、働く意思はあるのに仕事ができない場合。
しかも「生活費が足りない」という場合には、求職者支援制度というものがあります。
ハローワークで手続きをするのですが、「仕事をする気持ちはあるけれど働き口が無い」という時に、職業訓練校に通って「手に職」を付けてから働くという方法が取れるのです。
小さなお子さんがいらっしゃる場合には、親御さんに見てもらうなどしなければなりませんが、条件が合えば、無料で訓練が受けられ、しかも毎月給付金が受けられます。
生活費の貸付制度もあるので、利用できるとかなり助かりますよね。
民間の金融業者で「ブラックでもお金を貸します」というのは、なかなか信用できないことが多いので、こういった制度を利用することも考えた方が良いと思いますよ。
お子さんが小さくてとかご両親の介護があってなどの理由で、外に働きに出られない方もたくさんいらっしゃると思います。
そういった方は、生活福祉資金貸付制度のような公的資金の利用を考えるほうが良いでしょう。
今は保証人が居なくても借りられますし、保証人を立てれば金利ゼロで借りられることも。
保証人無しでも、利息は年1,5%ほどと低いので、民間の金融業者で借りるよりも返済の目処も付きやすいですよね。
借りたい人も多いため、審査は厳しいと思いますが、頼れるものは頼って、なんとか前向きに生きていきましょう。
ちなみに、生活福祉資金の申し込みをする場合、担当の民生委員さんに一緒に行ってもらうと、話が早いというか、審査も有利になるそうです。
生活が苦しいときには、使える制度は使って、前向きに生きたいですよね。