多重債務イコール借金依存症というか、借金をすることに慣れてしまうと、なかなか収入の範囲での生活ができなくなります。
最初は「ちょっと生活費が足りないから」で借りていたお金。
最終的には、生活費そのものにも困るほどの借金を抱えることになるのです。
それでも、なんとか工面して借りたお金はきちんと返しているのですが、そのうち「自分がいくら借りているのか」すらわからなくなる始末。
結局は「借りたお金は自分のお金ではない」ということをきちんと理解できていない、ということでしょう。
いや、頭ではわかっているんですけど、何しろ、ATMでキャッシングする時なんて、カードを差し込むだけでお金が出てくるので、どうしても借りている感覚が薄くなってしまうんですよね。
また、最初にお金を借りた時点では返せても、突然収入が激減したり無くなったり、ということは、今の時代誰にでも起こり得ることです。
「余裕を持って返済できるかどうか」ということが鍵になるでしょうね。
とにかく、一度「借金依存症」に陥ると、抜けるのは難しくなりますから。
最終的には自己破産なんていうことにもなりかねません。
破産と言えば、何も貧困層の人たちだけの問題でも無いという話を聞きました。
年収700万円の世帯でも、下手すると「老後破産」になりかねないとか。
確かに、それだけ収入があれば、生活のランクも違うでしょうから、食費をかけたり、家賃も高級マンションで高かったりというのもわかります。
だいたい、そういった「ちょっと贅沢な暮らし」がしたくて、一生懸命仕事に励むところもあるわけですから。
だけど、収入が高くなると、ついつい見栄を張って収入以上の生活をしてしまうものです。
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この老後破産を指摘されているご家族も、特に贅沢三昧をされているというわけでは無さそうですが、いわゆる「どんぶり勘定」のようなところがあり、使途不明金が毎月10万円近くあるとか。
なんでも、片付けが下手で、見つけられないからと、同じものを2個も3個も買ってしまったり、「便利そう」という理由だけで買った家電も、ほとんど使わないで眠っていたり、という。
収支決算を見ると、なんと、月に50万円も収入があるのに、月々赤字が出てるんですね。
その赤字はボーナスで補填されているみたいですが、それだと、結局手元にお金が残らない計算になってしまいます。
いくら収入がたくさんあっても、貯金がほとんどできないのでは、「老後破産」を心配されても仕方ないかもしれません。
まあ、借金を抱えていないだけでも、羨ましいかぎりなのですが・・・
これだけ収入があっても、将来お金に困らない保証は無い、ということを考えると、庶民は、もっともっと財布の紐を締めるべきだなあ、と思いますね。
私も、買い物に行くと、「安いから」とパスタを買って帰って、キッチンを見たらすでに2個予備があった、なんていうことはよくあります。
パスタなら長持ちするから良いんですけど、野菜とか生鮮食料品だと、腐らせてしまうことも。
家の中をきちんと整理して、何がいくつあるか?を把握して無駄を出さないことも、節約の第一歩なんだと実感しました。
生活を見直さないといけないですね。