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うつ病・無職・借金の三重苦になった体験談

“うつ病発症 ウイルスが持つ遺伝子が関与している可能性”という研究成果が発表されました。

このことが実証されれば、うつ病予防薬も一般的に手に入るようになるのかな?

そもそも、精神的苦痛を与えられた人がなりやすい、ということもくつがえされるのか?

とにかく、病気の原因が解明されるだけでも、朗報ですよね。

世の中には自分よりもさらに辛い状況の人が居る、と思うと少しは気持ちが軽くなるものです。

よく人生のどん底と言いますが、悪いことはやはり重なるものなのです。

「これでもか」と襲ってきます。

私の場合は、自営業の業績悪化→借金をする→借金を返すためにまた借金をする→借金を返すために無理して体を壊す→家族も病気になる→自然災害で一気に無一文に近くなる→うつ病発症

 

と、まだここには書ききれないほど、細かい不幸も入れたらキリが無く悪いことが続いていました。

だけど、考えてみたら、良いことがひとつも無かったわけではなく、気が付かなかっただけなんでしょうね。

今だから言えるのですが・・・

だから、借金を抱えて仕事も失い、その上うつ病になってしまった方の絶望感はよくわかります。

もう何をどうしたらいいのか?わからなくなってしまうのです。

当然借金をなんとかしなくてはならないのですが、債務整理をするのもかなりのエネルギーが必要です。

手続きその他は弁護士や司法書士の方に依頼すれば、すべてお任せするだけなのですが、そこで、今までの傷をすべてさらけ出す必要があるのです。

傷といえばまるで自分は悪くないみたいですが、自業自得の借金まみれという実態をさらけ出すのは、ある意味傷をえぐられるような痛みを伴います。

それに、債務整理費用もかかりますので、借金も支払えないのに無理と、そこで諦めてしまいますよね。

うつ病まで患ってしまうと、ただでさえ普段やっている日常の習慣ですら億劫になってしまうのに、もう自暴自棄にもなりかねません。

待っているのは悲劇しかないのです。

ここは気持ちを切り替えて、体と心を治すことに専念しましょう。

お医者さんに行くにしても、「すでに健康保険証がない」という方もいらっしゃるでしょうが、とにかくまだ初期のうちに話を聞いてもらうだけでも、楽になるものです。

心療内科のお医者さんは、とにかく聞き上手なので、自分で気がついていないようなことまで言ってしまい、普段なら「なんでこんなことまで言ってしまったのか?」と後悔するのですが、逆に気分が軽くなっていることが多いです。

ご家族や周りに協力者が居れば一番良いのですが、なかなか居ないという場合には、少しでも気分が良い日を見計らって、借金の整理を始めます。

債務整理まで行かなくても、自分の借金金額を把握するだけでも、一歩前進です。

少しでも「動ける」ことが確認できたら、市の多重債務無料相談会などで相談するのが良いでしょう。

「無料」ということで、あまり期待してませんでしたが、かなり親身になって相談に乗っていただきました。

こんな感じで、歩みは遅くても少しづつ少しづつ、今の状況を変えていけば、光は差すものです。

この時点で、仕事を探すのもありですが、まだしんどいですよね。

そういう場合は、多少なりとも「お金になることを探す」という方法もあります。

以前ご紹介したオークションで身の回りのものを売る、というようなことです。

やってみると意外とお金になることがわかりますよ。

「こんなものが」というような商品が、結構高値で落札されると、ちょっとした快感になりますから。

ほんの少しでも手元に現金ができれば、仕事をする意欲にもつながりますよね。

追記:「無保険で病院に行けなくて、具合が悪いのに診療が受けられずに亡くなっていた人が、埼玉県内で一年間に5名いらっしゃる」ということが、以前ニュースで流れました。

私も、国民健康保険料が高くて滞納していた時に、保険証が無くてお医者さんにもかかれませんでしたが、役所に相談に行って、なんとか一ヶ月ごとに出してくれるようになりました。(分割払いに応じてくれたので)

滞納していると、役所にも行きづらいでしょうが、命に関わる問題なので、出来るだけ早く相談に行かれる方が良いでしょう。

何かあってからでは遅いのですから。

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