サイトアイコン 借金500万円から経済的自由を勝ち取るために

任意整理する時に注意しなければいけないこと

ローン地獄におちいって、もうどうしようもなくなったら?

まずは、借金をすべてひとつにまとめられないか?を考えますね。

それでもだめだったら?

最終的には債務整理しか無いでしょう。

と言っても、何も努力しないですぐに債務整理を、ということではなく、借金を返すべくいろいろ頑張ってみたけれど、どうしてもだめだ!となった場合のことです。

で、一番身近なのが、任意整理ではないでしょうか?

任意整理と言うのは、裁判所などの公的機関を利用しないで、弁護士や司法書士が債務者の代理人となって債権者と交渉してくれる方法です。

具体的には、借金の減額や将来の利息や金利をカットし、今後の返済方法などを貸金業者と交渉し和解をしてもらう、ということ。

この時、過払い金も発生すれば、実質支払い金額がゼロになることもあるので、弁護士や司法書士の腕の見せ所と言えるでしょう。

債務整理の中でも、「借金を踏み倒す」という後ろめたさが、一番少ない方法とも言えます。

とは言え、任意整理する際には、他の債務整理方法と同様に、さまざまな注意点があります。

●支払い方法が落とし穴に?

クレジットカードの支払い方法を、銀行口座からの引き落としにされている人がほとんどだと思いますが、任意整理手続き開始の通知を送っても、しばらくの間は引き落としされてしまう可能性があるのです。

銀行の手続きはすぐには間に合わないので、銀行口座に残高があれば自動的に引き落としが行われてしまうことも。

「ええ?任意整理をお願いしたのに、今月分引き落とされてる!あの弁護士さん、手続き忘れたのでは?」なんて思ってしまうかもしれませんが、そういった訳なんです。

任意整理に限らず、自己破産や自己再生でも同じことが起こりうるのですが、債務整理の手続きをしたら、整理する銀行口座の残高はゼロにして、引き落としがされないようにしておく必要があります。

●クレジットカードで買い物したものはどうなるの?

クレジットカードのショッピング枠で買い物をしていた場合、買った商品を取り上げられることがあります。

商品を引き揚げるかどうかはクレジット会社の判断となりますので、「絶対に取り上げられる」または「何円以上の品物」はわかりませんが、実際に返してくださいと電話がかかってきたケースは見られます。

車の場合では、かなり高い確率で取り上げられるということ。(ほとんど値段の付かない場合は除く)

日常的に使われる商品や価格の低い商品に関しては、大丈夫なようです。

ヨドバシカメラで購入した商品が取り上げられやすいとか、特定の商品に関する噂もあるようですが・・・

どうしても手放したくないものがある場合には、その商品を購入しているクレジットカード
会社を任意整理の手続きから、あらかじめ除外しておく必要があります。

 

スポンサーリンク

 

●銀行系のカードローンの場合は?

銀行系のカードローンは、総量規制以降人気のあるローン方法ですが、銀行系ならではの注意点があります。

任意整理の通知が、銀行に届いた時点で、あなたの銀行口座の「凍結」を行い現金をおろせなくしてしまいます。

銀行口座に残高があれば、残金と貸付金に対して相殺をおこなうことが許されているためで、こちらについても、口座残高をゼロにして、引き落としがされないようにしておくことが大切です。

また、銀行系カードローンには、保証会社が設定されていることはご存知ですか?

例えば、三井住友銀行カードローンなら保障会社は、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)で、三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」なら保障会社はアコムという風に決まっています。

なぜ問題なのか?

任意整理の通知を受け取った銀行は、すぐに保証会社に代位弁済の請求を依頼をするので、その後は保証会社が債権者となるのです。

となると、任意整理の交渉をする相手が、銀行からアコムやプロミスに変わってしまう、ということ。

もしあなたが、アコムからもキャッシングをしていたとして、アコムだけは任意整理の対象から外していても、バンクイックに引き込まれてしまい、任意整理をせざるを得ない状況になります。

アコムを止めた場合には、カードローンの方も任意整理の対象から外すことになります。

このように、いろいろな制約があるので、任意整理の手続きをする前に、もう一度ローンやクレジットカードなどについて整理しておく必要がありますね。

モバイルバージョンを終了