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借金抱えてはじめてわかること

借金を抱えた人というイメージだけで、一昔前は「お金に困った一部の人」でしたが、今ではあまりにも数が多過ぎて、当たり前な感じがしますね。

カードやキャッシングのCMは毎日のように流れ、ネットでもボタンをクリックするだけで借りられる時代。

多分、人に頭を下げて、嫌な顔をされながら借りる「太宰治」の時代だったら、こんなにもたくさんの「多重債務者」はできなかったと思います。

それでも、ほとんどの方は自分の収入の範囲でちゃんと生活しているわけだし、自営業の方でも、「不況になった時のことを考えて」事業を拡張しないで、地道に経営しているかたもいらっしゃるわけです。

まあ、経営者の場合は「一か八か」の判断を迫られることは、往々にしてあるのでしょうが、それで倒産ということになっても、それはやはり経営者の責任ですよね。

いえ、決して責めているわけでは無いのです。
借金をして失敗して、だけど、何度失敗しても諦めずに、最後には会社を大企業にまで押し上げた方だって、たくさんいらっしゃるのですから。

だけど、どんなに成功しても、「潰してしまった会社のことを思わない日はないし、その時の従業員には申し訳ないことをしたと思う」とおっしゃっている社長さんを見ると、「経営者って大変なんだ」と改めて思いますね。

個人の場合は、やっぱり自己責任でしょう。

とは言え、あまりにも便利な世の中になってしまったがゆえに起こる悲劇なのかもしれません。

借金を抱えてみてわかることは、「人間がお金に縛られている」ということ。

ある程度普通に生活していた時は、例えば財産分与などで兄弟がいさかいになるという情景を、「見苦しい」と感じていたのに、何となく固執する気持ちがわかるようになって来ました。

と言っても、「銀行強盗」の気持ちまではわかりませんが・・・

だけど、お金がなくなると「強欲」になるのは確かです。

誰かになにかを頂くということがこれほど嬉しいとは・・・という思いに気が付いて、恥ずかしくなったりしたことも。

少しのお金のことでも夫婦喧嘩になったり、話題も、ついつい「お金のこと」になりがちなんですよ。

それじゃあ、帰ってきてもつまらないし、二人で居るだけでイライラしてしまいますよね。

そんな時に救ってくれたのは、やはり子どもの存在でした。

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いつも、夫に対してはつっけんどんな言い方になるので、「お母さんはお父さんが嫌いなの?」と言われたんですよ。

そう言えば、なんとなく、夫婦で会話していると、恐る恐る見に来ていたような気がします。

子ども心に心配していたのでしょう。

ハッと我に返り、「そんなこと無いよ。お父さんのこと好きだよ。」と言うと、心底ホッとしたような顔になったのを、昨日のことのように思い出します。

やはり「衣食足りて礼節を知る」のことわざは本当だったんだなー、と身にしみてわかりましたね。

家の中でもギスギスしていたくらいですから、多分、外でのマナーもあまり良くなかったのだろうな、と猛反省しました。

お金が無いといろいろ不都合なことはあるけれど、そのことに振り回されないように、気持ちを整えないといけないですね。