他に複数の借金があっても中古車のローンが組めたという経験談がありました。
だからと言って、車のローンを組むのが簡単というわけではありません。
借金があってもという言葉の意味は、「数社からの借り入れがあっても」という意味だと思います。
だって、普通1社からお金を10万円ほど借り入れをしている場合、あまりローン審査の心配はしませんから。多重債務と自覚しているほど借金がある方は、たいてい5社以上から借りていると思われます。
そうなると、なかなか新しい借り入れは難しいでしょうね。
だからこそ、借金があっても借りられる車のローンを探すわけです。ローンの審査では、総借り入れ金額よりも借り入れ件数を問題にすることが多いと言われています。
単純に、借入総額が多いとローンやクレジットカードの審査には受かりにくいと思われがちですが、例えば2社から100万円借りている人と、5社から100万円借りている人を比べたら、明らかに前者の方が評価されるということ。
借入れ件数が少ない方が、それだけ信用度が高いということになるので、審査においても有利になるわけです。
考えてみたら、金融業者1社につき50万円も借入れができるということは、属性も良いということでしょう。
それに引き換え、あちらこちらから数万づつとか借り入れをしている人は、どこからも信頼されにくいということになります。
車のローンについて話を戻しますが、他のローンに比べると、他社からの借り入れがあっても通りやすい部分もあるようです。
これは、「あるようです」としか書けないのですが、新車か中古車か?ディーラーか中古車店か?によってかなり違ってきますから。
それと、セールスの方の采配に任せられている部分もあるので、交渉の段階で信頼してもらえると、案外スムーズにローン契約が進むこともあります。
私の知人は、5社くらいから借金をしていましたが、車のローンは難なく組めたそうです。
本当は、ローンが組めるか組めないかを考える前に、「どうしても車が必要か?」また「今購入しなければならないか?」についてもう一度検討する方が良いと思います。
借金があるのにローンを組んでまで車が欲しいというのは、安易に「今乗っている車が古くなったから」という理由で買い換えることは無いでしょうが・・・
それでも、ローンを組むということは借金の金額がまた増えることになるのですから、慎重に考えないとローン地獄まっしぐらになってしまいます。
ほとんどの方が「車が無いと生活ができない」「車が無いと仕事に支障が出る」ということだと思うのですが、こんな意見も。
「車だけで趣味なので手放したくなかったが、借金があるので渋々手放したら、維持費が無くなってかなりの節約になった」と。
交通の便が比較的良い場所に住んでいるのなら、思い切って手放すという選択肢も考えるべきですね。
もし、車が必要なのにどうしても信販会社のローン審査に受からない時には、独自ローン(自社ローン)を組んでくれるお店を探す、という方法もあります。
自社ローンを取り扱っている中古車店については、何度も書いているように、信頼できるお店を探すのが、先決問題なので、口コミなどを調べて、慎重に選ぶようにしましょう。