「何とかしてお金を借りる方法はないですか?」とか「どこでもいいからお金を貸してくれるところ」なんていうご相談が増えています。
それほどお金に困っていて、もうどこからも借りられない方が多いということですね。
例の感染症で、世界的に経済が悪化しているのに、自然環境も悪化して、被害に遭われる方も増えている現実。
世界的にホームレスも増えているということです。
本当に身につまされます。
私自身も、債務整理後に失業を経験し、もう少しでホームレスになるところでしたから。
そんな中「ブラックでも借り入れができます」というメールが迷惑メールに入っていました。
これって、普通の人は騙されないけど、ブラックだと認識している人だと、ちょっと気になるかもしれませんね。
少なくとも、債務整理直後の一番お金に困っていた頃なら、騙されていたかも。
「ブラックでも作れるクレジットカード」だったら、VISAデビットカードしかないというのはわかっているのだけれど、もしかしたら融資してくれるところがあるのかもしれない、と思ったり。
いえ、私がローン地獄を経験していますから、大体わかるんですよ。
そういった方々のお気持ちが。
「もうどこからも借りられない」と思ってはいても、「ブラックでもお貸ししますよ」と言われれば、「もしかして」と思ってしまうんですよね。
まるでパブロフの犬のように、反応してしまいます。
だけど、経験から言わせてもらえば、「ブラックでも借り入れできます」と書いてあるところから借りてはろくな事にはなりません。
表向きは普通の消費者金融でも、実は闇金融のような会社を紹介する場合もあるので、本当に注意が必要です。
あとは、やたらと「保証人を立ててください」と要求してくるところ。
もう本人からの取立ては諦めて、保証人からお金を取ることを前提に考えているのです。
まあ、たいていはそうですけどね。
もし闇金融から借りてしまえば、契約書類自体作っていないでしょうから、証拠が何もなく、債務整理すらできなくなってしまう可能性が大です。
そう考えると「ブラックでも」という言葉の重さを感じてしまいますね。
あっ、正規の消費者金融でも、最近は保証料を要求されたりすることも多いので、一概には言えませんが、少なくとも、大手の消費者金融では、こんなことはありません。
不況でお金を借りたい人が増えれば増えるほど、こういった悪徳業者も増えるものなので、気をつけなければいけませんね。
追記:中小の消費者金融では、債務整理をした直後でもお金が借りられることはあるようです。
ただ、現在の収入が安定している人など属性が良い場合のみで、借入金額も少額であることがほとんどです。
それに、正規の消費者金融なら、「債務整理されている方もご相談ください」くらいは書いてあるでしょうが、大々的に「ブラックでも融資可能」とは書いてないはず。
ブラックを全面に出しているだけでも「怪しい」と疑った方が良いでしょう。