お金を借りることは悪いことだと思いますか?
いきなり直球的な質問で失礼しました。
ただ、今は「お金を借りる」という行為が一般化して、「お金を借りることは恥ずかしい」なんて考える方は、少なくなっていると思います。
私は、お金を借りること自体が悪いのではなく、「借り方」に問題があると自戒も含めて思っています。
「お金を借りたい」という時、大きく分けて2パターン考えられます。
「そんなにお金に困っていないけど、お給料日までの数日間だけ借りたい」と言う方。
逆に「どうしてもお金を借りないと生活していけない」と言う方。
後者の場合は、あまりにも切羽詰っていて、借りたはいいけど、今後返済に困る可能性が高そうですね。
だけど、そんな方でも今までは、何とか「借りて返す」という自転車操業で、やってこられていた、と言うことがいえます。
それが総量規制以降、1世帯あたりのローンやキャッシングの総額が年収の1/3までと決められてしまったので、「どうしてもお金を借りたいのに借りられない」という方が増えているんですよね。
最初に、余裕を持った借り方でなかったためにそうなってしまったのですが、「いきなり打ち切り」となってしまったために「借金難民」がかえって増えてしまったという形になります。
そういった社会現象もあり、消費者金融の経営破綻も目立つようになったからか、グレーゾーン金利廃止などの規制緩和をしようという動きもあるみたいですね。
ただ、元に戻って、また利息29パーセントでお金を貸す業者が増えても、また新たな問題が発生するでしょう。
スポンサーリンク
「金利は高くてもいいから、どうにかしてお金を借りたい」という方にとっては、良いのかもしれませんが、その場しのぎになってしまっては、結局また多重債務者を増やすだけになってしまいそうです。
経験者だからわかることなのですが・・・
お金は借りないに越したことは無いのですが、「どうしても借りなければならない時はある」ということ。
「どうしようもなくて借りる」というのは、かなり切羽詰った状態です。
そういった場合は、公的資金など利息がほとんど付かないような貸付を利用したほうが良いと思いますよ。
生活福祉資金や緊急貸付などありますが、借り方や申し込み方など、イマイチ認知されていないという感じがしますよね。
震災後数年経っても、こういった公的資金に頼らざるを得ない方も増えていると思いますので、もう少し借りやすくしてくれても良いのに、と思うのですが。
「どうしても借りたい」という方は、書籍に「生活福祉資金の手引き」などがありますので、参考にされてはいかがでしょうか。
お住まいの都道府県の市役所などに相談窓口があると思いますので、問い合わせてみられると良いでしょう。
追記:逆に「良い借金は?」と言うことなら、やはり事業拡張のためとか、お店のリフォーム資金とか、今後の売上増加につながる可能性のあるお金、ということになるのでしょうか?
また、一般家庭なら、子供の教育資金は、将来のことを考えれば、必要なお金でたとえローンを組んでも手に入れるべきだと思います。
もちろん、奨学金や教育ローン返済の問題もつきまとうことはわかっていますが。