スマホやパソコンで「ブラックでも融資してくれるところ」とか「誰でもお金を貸してくれる金融業者」なんて検索し出したら、ちょっと危ないかもしれません。
ブラックと言われる立場になると、「もうどこでもいいからお金を貸してくれないか?」と自暴自棄のような気持ちにさえなってしまいます。
そんな方にとっては、新たな貸出先として個人間のお金の貸し借りというものも、魅力的に思えるのでしょう。
個人でお金を貸してくれる掲示板の話は以前書きましたが、本当にそういったところを探している人も多いんですね。
お気持ちはわかります。
◯ブラックでお金を貸してくれるところを探しても、安心して借りられそうなところはほとんどない。
◯正規の金融業者らしきところを見つけても、審査に落ちてしまう。
◯一度ブラックになってしまうと、生活の立て直しが難しいため、常にお金に困っている。
◯もうどこからも借りられないと悲観してしまう。
◯ブラックになった途端に、なぜかトラブル続きでお金がかかりことが多くなった。
などなど。
弱り目に祟り目と言いますか、お金が借りられなくなったのに、以前よりもお金が必要なことが多くなったり、収入が極端に少なくなったりとお金が必要な場面が増えたりするのです。
こうなったら、金融業者ではなく個人間のお金の貸し借りという方法はないものだろうか?と考えるんですよね。
ただ、個人でお金を貸してくれるということは、スポーツ選手や芸能人、芸術家、または起業家などにお金を貸してあげて成功する力になりたいという理由くらいしか考えられません。
昔『マネーの虎』という番組がありましたよね。
まあ、「お金を寄付する」ということと同じように「今お金に困っている人を助けたい」という方はいらっしゃるかもしれませんが・・・
それでも、そういった方がわざわざインターネットの掲示板に書き込むでしょうか?
ちょっと考えられないですよね。
外国なら、将来有望なスポーツ選手や事業家にスポンサーという形でお金を出す、ということはよくあるようですが。
海外では、投資の一部として、個人に融資をして利息を得るという考え方もあるようですが、よほどシステムがしっかりしていないとむずかしいでしょうね。
それと、個人のモラルがしっかりしていないと無理だと思います。
ある掲示板で「20歳女子ですが、どなたか無利息でお金を貸していただけませんか?」なんていう書き込みに、「どこかで一度お会いしましょう」なんていう返答が何通も付いていたりすると、余計なお世話と思いながらも「危ないですよ」と注意してあげたくなります。
知らない人同士で保証人になるというシステムもありましたが、仲介業者が問題になったりしていましたし、お金が絡むことについては、慎重の上にも慎重を重ねた方が良いと思います。
生活保護のことでもそうですが、「本当に困った時に国に頼れない」という背景がそうさせるのかもしれません。
危険を冒してまでお金を借りるくらいなら、お金を作るということを考えた方が良いでしょうね。