キャッシングやクレジットカードの限度額は、時間が経てば自動的に上がるもの、と思っていませんか？
私は長い間そう思っていました。
確かにバブル時期は、ろくに利用しなくても、クレジットカードを取得して数ヶ月も経てば、「限度額増額の通知」が送られてきたものです。
最初は30万円のショッピング枠が50万円になるのには、そう時間はかかりませんでした。
だから、1枚クレジットカードを持っていれば、買い物に不自由することは無かったんですよね。
しかも、キャッシング枠もそれに伴い増額され、20万円から30万円、最終的にはやはり50万円までになっていたでしょうか？
ただ、クレジットカードのキャッシング枠は、利息もそれなりに高いので、ほとんど利用することは無かったですが。
では、クレジットカードの利用限度額というのは、どのように決められるのでしょうか？
たいていの場合、入会時の限度額は10万円から20万円というところだと思います。
バブルの頃と違って、今は利用状況が重視され、ほとんど使われていない場合は、逆に利用停止の通知が来ることもあるそうです。
年会費無料のクレジットカードの場合、利用してもらわないと維持費がかかるだけですから。
その分、しょっちゅう利用するような場合は、利用限度額が上がる可能性も高いです。
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知り合いのアルバイトをしている男の子ですが、ポイントが貯まるからと、外食やコンビニの支払い、公共料金や家賃支払いに至るまで、すべてひとつのクレジットカードで支払いを済ませているんですよ。
「現金はほとんど持ち歩かない」と言っているくらいですから、徹底しています。
だからか、限度額も取得後1年も経たないうちに100万円にまでなったとか。
「いくらなんでもこんなに使わないよ。使ったら破産しちゃうじゃないか」と言っていましたが、お金の無い時にはついついキャッシングをしてしまう、ということ。
意外と堅実なところがあるので、キャッシングも数万円にとどめているそうですが、もしかしたら、こんなところからカード破産も生まれてしまうのか？とも思いますね。
とは言え、「なんとかしてショッピング枠だけでも限度額を増やしたい」と思っている方にとっては、「利用頻度を上げて、確実に返済していれば上がる確率は高い」という事実は参考になると思います。
ただ、クレジットカード会社によっては、利用頻度よりも職業や勤務先、収入などの属性を重視するところもあるので、一概に「バンバン利用していれば、そのうち限度額は上がる」と単純には言えないのですが・・・
それでも、クレジットカード会社にとっての「上顧客」は「トラブルを起こさずルールを守って、毎月ある程度以上の金額を利用してくれる人」でしょうから、基本さえ押さえれば属性があまり良くなくても、いつかは信用度がアップするはず。
考えてみれば、仕事の対人関係にもつながる話なのかもしれません。
特に、一度ブラックになってしまい、喪明け後、一から出直しなんていう場合には、粘り強く信用度を上げていく必要がありますね。