2017年が明けましたが、自己破産する人が増えているくらい、景気は一向に回復する気配さえ見えません。
こう景気が悪いと、借金を抱えている人もひところより増えていると思います。
「もう自己破産するしか無い」という状況に追い込まれてしまっても、仕方のない状況です。
私もローン地獄にどっぷりはまってしまった経験がありますから、他人事ではありません。
借金を借金で返すようになったら?
もう金額がどんどんどんどん膨れ上がってしまうのです。
考えてみてください。
もともとお金を借りると、利息がつきます。
その利息にもまた利息が・・・というエンドレスの支払いループ。
私も借金を抱えている時には、返しても返してもお金が減らなくて、「まるでザルに水を一生懸命入れているみたい」と思ったものです。
寝ても、見るのはお金の催促をされている夢か、もがいてももがいても足が動かない泥沼の中で、必死で足を動かそうとしている夢。
「もう、自己破産しか無い」と思った時に、ひとつの自己破産体験談を目にするのです。
そこには、壮絶な借金地獄を体験された方が、ひとりの弁護士さんに巡り合うまでと、自己破産後にお孫さんに囲まれて幸せに暮らされている様子が綴られていました。
自己破産の体験談と言うと、一家離散など、その後も悲惨な毎日を思い浮かべますが、意外と「普通に暮らせる」ということもわかりました。
自己破産は、決して勧められるものではないけれど、選択肢としてはもしかしたらアリなのかもしれないと思ったのを覚えています。
結局、自己破産は免れましたが、その経験談を読まなければ、債務整理を決心しなかったかもしれません。
自己破産すれば、デメリットはたくさんあります。
まず、ローンは組めないし、クレジットカードも作れません。
職場や知り合いに自己破産がバレることはほとんどないけど、自分の中で「自分はもうダメな人間なんだ」という気持ちがいつもついて回ります。
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「借金を反故にしてしまった」という後悔が、いつまでも消えることはありません。
反面、借金との壮絶なバトルは無くなり、心穏やかに過ごせる日がやってきます。
資産のほとんどは取り上げられるけど、生活に必要なものは残しておけるし、持ち家で無ければ、そのままの形で生活することも可能です。
要は考え方ひとつなんですよね。
「絶対にやり直すんだ」という強い気持ちがあれば、生活を建て直すことは可能です。
その弁護士さんもおっしゃっていましたが、「アメリカでは政治家の中でも自己破産している人は多い」とのこと。
現に、あのトランプ氏も破産を経験しているそうですし。
決して誉められることではないけど、一生卑下して暮らすことはないのです。
多重債務で、もう「生きる望みも無くなった」と思うくらいなら、自己破産や債務整理について考えても良いのでは?と思います。