破産者というのは、私自身極力使いたくない言葉なのですが、自虐的にこう呼んでしまうというのもわかります。
結局私は自己破産は免れたものの、最初に自己破産を勧められた時には「私は破産者になるのか」と思ったものです。
実際には、債務整理したという事実がある限り、自己破産じゃなくても精神的な負い目はそう変わらないと思います。
で、「破産者でも作れるクレジットカードというのはどういうものですか？」というご質問をいただいたわけですが・・・
いつも書いているように、ブラックでも作れるクレジットカードというのは、多分デビットカードだと思います。
ブラックの方でも安心して所持できる唯一のカードがデビットカードですから。
その中でもVISAデビットカードはVISAカードとして、クレジットカードのように利用できるので、そのように言われているのでしょう。
ただ、実際にはデビットカードであってクレジットカードではないということをわかった上で作らないと、間違った使い方をしてしまいます。
と言っても、「VISAデビットカード」を出して「分割払いで」といくら言ったところで、分割払いにできるわけはないのですが。
時々、「ブラックでも作れるクレジットカード」というタイトルで、いまだに「デビットカード」の紹介をしている情報などがあるので、高いお金を出して買わないようにしてくださいね。
話を戻しますが、タイトルのような破産者でもブラックでも持てるクレジットカードというのはほとんどないと言っても良いでしょう。
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ほとんどと言うか、破産して免責がおりた直後などは不可能ということです。
せいぜい数年後になって、やっと取得可能になるというケースがたまにあるくらい。
自己破産すると、免責後5年から10年経ってやっと取得できるようになるということです。
先は非常に長いですが、少しでも貯金しながら、なんとか現金とデビットカードだけでしのぐしかないですね。
しのぐと言っても、今のデビットカードは、VISAの他JCBやマスターカード付きのものもありますし、さまざまな大手銀行からも発行されています。
なかなか使い勝手も良いですから、ありがたく使わせていただく、という感じですね。
任意整理や他の債務整理方法では、少しは短くなることもありますが、やはり債務整理後数年はダメだと思っていた方が良いでしょう。
本当は、債務整理直後から数年が一番生活が苦しい時なんですけど。
これも自ら招いた社会的制裁と思うしかないです。
基本、誰も助けてはくれませんから。
追記:唯一債務整理直後でもお金を貸してくれると思われるのが、中小の消費者金融です。
ネットで調べると、数件ヒットするのですが、「安心して借りられる？」となると、誰もが当てはまるわけでは無さそうです。
もちろん、正規の消費者金融もあるのですが、評判が良いと、悪徳業者が割り込んできたり(名前を語って営業していたり)するので、よっぽどお金に困った時以外は、借りない方が良いと思いますよ。