多重債務を自覚したら、次に考えるのは債務整理ではないでしょうか?
中でも、一番ペナルティーが高い自己破産については、その後の生活がとても心配になります。
自己破産したらどうなるんだろう?
という思いは、多重債務でもう自己破産しか無い状態になったら、いつも頭にあることですよね。
◯銀行口座は?
◯家族のクレジットカードやローンは?
◯自己破産前に購入した商品は返すの?
などなど。
特に最後の項目については、経験者に聞かない限りわからないのではないでしょうか?
私が調べた所によると、「値段の張る商品については、返品を求められることもある」ということでした。
でも、数千円の商品でも返品を求められることもあるようなので、ケースバイケースかと。
一番やっちゃいけないのが、自己破産するつもりで直前にクレジットカードを使って、限度額いっぱいまで買い物をするということ。
こんなことをする人って居るのかな、と思っていたら・・・
居るみたいですね。
だけど、バレバレですよ。
以前も書きましたが、「個人信用情報」にはクレジットカードを使って、どこで何を買ったのかもきっちりと明記されますから。
自己破産直前に、派手にクレジットカードでお買い物をしていれば、「お金を返すつもりもないのに買い物した」ということがすぐにわかってしまいます。
ただ、わかるわからないの問題ではなく、そんなことをしようとは普通思わないものですよね。
倫理的な問題で。
まあ、自己破産するくらい借金を抱えていると、頭がマヒしてしまうということも言えますが、もうそこまで落ちてしまうと、塗る薬はないでしょう。
多重債務でも、キャッシング枠はいっぱいだけど、ショッピング枠はまた余裕があるという人は多いです。
となると「このショッピング枠を使ってお金にできないか」なんていうところまで考えてしまうのです。
そこに目をつけたのが、ショッピング枠の現金化ですね。
こちらも、すでに取締りの対象になる可能性も出てきているので、手は出さない方が賢明です。
とにかく、下手な考えで裏情報を鵜呑みにすると、あとあと苦しむのは自分なのです。
「どうしてもお金が必要」になって、切羽詰まってくると、「どんな手段でも良い」と思ってしまうということは経験上よくわかりますが、考え直してください。
たとえ、今は法律に違反していなくてもモラル的にもどうなのか?ということは考えるべきですね。
最初に書いた「破産するつもりで、クレジットカードで買い物しまくる」という行為は、下手をすると詐欺罪で訴えられる可能性もありますから。
まあ、普通の神経の人はできないことかと思いますが、「現金化するつもりで商品を買う」場合は、どうしてもお金が無くて追い詰められたらしてしまうかもしれないでしょう?
そこまで行ってしまったら、債務整理を考える時期だということですよね。
追記:ただし、自己破産を弁護士に依頼する前に、生活費が足りなくて数千円の買い物をクレジットカードでしてしまった場合は、「悪質」とみなされることが無い程度ならセーフだと言うこと。
その時でも、「どうせ自己破産するんだから」という気持ちで使っていれば、最悪免責がおりなくなることもあるので、要注意です。