クレジットカードを利用できなくなると、本当に便利なものだったのだとということがわかります。
何しろ、現金が無くても商品が買えるのですから。
「これ欲しいな」と思っても、お給料日ははるか遠く。
だけど、お給料日まで待っていては、他のお客に買われてしまうかもしれない。
そんなことってよくありますよね。
または、もっとお金に困った状況の中での話しだと。
例えば、今年の夏は比較的冷夏ですが、熱中症で亡くなる方がいらっしゃるほどの猛暑日が続くことも。
住んでいる場所によっては、エアコン無しでは生きていけないところも。
いや、今や北海道に住んでいても、30度を超える暑さになることもザラですから、エアコンは必要でしょう。
現に、生活保護を受けていた女性が、電気代節約のためにエアコンをつけずに生活していて、亡くなったこともあるのですから、
家に一台しかないエアコンが壊れてしまった、なんていう時どうしますか?
お金が無い時というのは、食べ物を買うお金も無いのですから、数万円単位のお金を捻出できるわけもなく。
だけど、その日も猛暑なら倒れてしまう、または厳しい寒さの中暖房なしでは凍えてしまう。
それでも、家に現金はないし・・・
なんてものすごく切ない状況でも、クレジットカードさえ持っていれば、現金がなくても購入できますから、命の危険と隣合わせにならないで済みます。
しかもリボルディング払いにすれば、月々数千円の支払いでOKなんて。
だから、ついつい使ってしまうのですが・・・
気をつけなければならないのが、利用したお店によって「クレジットカード会社への請求日」が違うこと。
クレジットカードを使うタイミングによっては、A社はすぐに請求が来たのに、B社では翌々月の請求なんていうことになってしまいます。
そうなると、「今月はいくら引かれるのか?」がわからなくなる可能性があります。
購入時にきちんとどこかに書いておけば良いのですが、しっかりと管理できる方なら、ローン地獄になることも無いのです。
たいていは、次の月に他の商品の請求と一緒になって、請求書を見て慌てることになりかねません。
そんなことが何度か続けば、クレジットカードの返済不能なんていうことになってしまいます。
それに、リボルビング払いだと、月々の支払金額を少なくすれば、それだけ支払期間も長くなり、結果利息もたくさん支払わなければならなくなってしまいます。
そういう利息計算になっているのですが、たいていの方は(私も含めて)、月々いくらという数字の方に目が行ってしまうのです。
ローン地獄の入り口ですね。
クレジットカードが返済不能になったら、他の消費者金融から借入れをして穴埋めするなんていうことはせず、債務整理を考えるなどした方が良いでしょう。
他の消費者金融から借入れをしてしまえば、立派な多重債務者の誕生となってしまいますよ。
要するに、お金を借りるなというわけではなく、計画性を持って借りなければならないということ。
その計画性も、かなり具体的なものじゃないとダメだということなんですよね。
とまあ、ローン地獄を経験した私が言うのもおかしな話ですが、経験したからこそ言える、ということもあるのです。