借金を返さないのが借金返済の裏技?時効とは?

JUGEMテーマ:借金返済
 
よく「借金を借金で返そうとし始めたら、一生かかっても返せなくなる」なんて言いますけど、多重債務におちいったこのある人には耳が痛い言葉でしょう。
 
生活費が足りなくて借金をするのも危険ですが、「来月のローン返済ができなくなりそうだから、消費者金融からとりあえず借りておこう」となった時点で、多重債務の始まりだ、ということ。
 
「じゃあどうすればいいの?」となりますよね。
 
 
「借金を返済しないことだよ」と言われたらどう思います?
 
実際に、一切の借金返済を止めてみたら?
 
実は、借金には「時効」というものがあり、銀行や消費者金融などの金融機関から借金をしていると、その借金の返済義務は5年ほどでなくなるのですが、一筋縄では行きません。
 
ちなみに、法的に「借金の時効と消滅」とは?を解説している文章を引用しますと
 
"借金の時効については、時効の援用と消滅時効の援用があり、借金の時効については法律で定められています。
 
これらを知らなければ、時効が消滅するまでの日数を正確に知ることはできません。
 
時効の放棄については、民法146条に「時効の利益を事前に放棄することはできない」と記載されています。
 
つまり、時効の援用を放棄するということは、時効の援用をしないという約束を相手にすることであり、違法行為となります。
 
これは、借主を保護し、契約時に立場の弱さを利用されないようにするために作られた法律です。
 
しかし、時効の放棄をしたからといって、いつでも守られるわけではありません。
 
時効が成立するまでの年数が経過してからでも放棄することができます。
 
これに対して、時効の放棄とは、時効が経過するまでの5年が経過した後に時効の権利を放棄することができない場合のことです。
 
借金を返済しなければならない状態になってしまうのです。
 
これは、借金をしている人が借金を認める行為をしたり、借金を返済することに同意した場合に起こります。
 
時効には時効が成立する理由があり、時効が成立する前は借金を支払う意思があったのに、時効が成立したことを知ってしまったことで、相手の期待を裏切ることになり、時効の仕組みと齟齬をきたしてしまうという考えに基づいています。
 
没収と権利放棄は同じもののように見えますが、違いがあります。
 
それは、一度権利放棄をしてしまうと、将来的に時効が発生しないということです。
一度消滅した時効は、再び時効にすることができます。"
 
ということ。
 
 
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でも、借金には時効は合っても、督促には時効がありません。
 
銀行や消費者金融業者も100パーセントそのことを認識しているので、対策を講じてくるでしょう。
 
最初は督促の電話や注意喚起のDMが来るでしょうが、今は、よほどのことがない限り自宅に取り立てに来ることはありません。
 
ただ、それでも払わない場合は、裁判を起こされる可能性があります。
 
裁判は債務整理中でも可能なので、放置している場合は100%に近い数字で起こされるでしょう。
 
実際、債務整理の際に裁判所の方に訪問されたことがありますが、やはり怖かったですね。
 
相手の方は終始事務的かつ穏やかでしたが、威圧感はありましたから。
 
とにかく、「督促状が来ても無視」は危険だと思います。
 
やはり、「自分の借金が、返済できる金額をはるかに超えている」と判断した時点で、債務整理を決断する、というのが一番でしょう。
 
あるいは、「借金を返すために借金を重ねる」前に気がつくべきです。
 
たとえ数万円の借金でも、「何に使うのか?」が問題になるわけで、「とりあえず借金を返すため」にしてはいけない、ということを頭にしっかりと叩き込みましょう。