事故物件か無料低額宿泊所?エリート社員でも賃貸契約できない理由は?

“KAT-TUNの亀梨和也さんが、ホラー映画『事故物件 恐い間取り』という、“訳アリ物件”に住んだ芸人さんの体験談をまとめた書籍の実写版に主演するそうですよ”

という話を書いた時には、コロナ渦で映画も見られないことになるなんて思いもしませんでした。

亀梨さんと言えば、爽やかなイメージで、都会のデザイナーズマンションに住んでいる役しか想像できないのですが、芸人さん役でしかもホラー。

どんな感じに演じられるのか?興味津々ですね。

ホラー映画とは言え、「実際に起こった怖い話」ということで、よりリアリティーがあり、怖さも倍増しそう!

ついに、8/28に、全国公開されることが決まった、ということで、テレビで予告編を見たんですが・・・

思った以上にホラーな感じ。

ただ、亀梨さんや共演者の方々の演技にぐいぐい引っ張られる雰囲気が、予告編だけでも垣間見られ、怖いもの見たさも手伝って「見たい!」となってしまいました。

世の中、自粛が徐々に解禁になって来ているのですが、まだまだ安心はできないですよね。

無事公開されるといいなー。

さて、リアルの世界に目を向けると、今は「お金が無くて賃貸契約もできない」という人も多いとか。

コロナ渦で無職になってしまった方も多いですから。

安くて、誰でも入居させてくれるとなれば、事故物件しか選択肢が無いのかもしれません。

とは言え、幽霊と同居するのは、勘弁してもらいたいというのが本音でしょう。

事故物件

別の選択肢は無いのか?と調べてみたら、無料低額宿泊所があるということ。

無料低額宿泊所という名前は聞いたことがありますが、全国に488ヶ所もあって、約15,000人も生活しているということは知りませんでした。

生活保護を受けると、民間の賃貸だと、賃貸契約を断られるケースもあるみたいですね。

それに、「家を持つこと」が原則認めれていないので、持ち家の場合は「家を売ったお金でなんとかならないか?」と売ることをすすめられるのだそうです。

私も、ローン地獄におちいって、家業もままならず、その上病気になってしまった時には、「一時的にでも良いから、生活保護を受けられないか?」と思ったものです。

だけど、なぜか「生活保護を受けてしまったら負け」という様な気持ちが強かったので、なんとか自力でやってきましたが。

それでも、ラッキーだったことがあったり、人に助けられたりしてやっと生活してきたことを考えると、「もう親子心中しかない」とまで思いつめている場合は、生活保護も視野に入れるべきでしょう。

と思っていたら、「エリート社員からの転落。無料低額宿泊所での悲惨な生活」という記事を読んでしまいました。

エリートサラリーマンが生活保護?

生活保護を受けた人が、みんな、こんなに悲惨な体験をするわけでは無いでしょうが、こういうこともあるんだな、と世の中の歪のようなものを感じたわけです。

体験談としてはこうです。

若い頃は、有名企業の不動産関係の営業マンをしていて、それこそ飛ぶ鳥を落とす勢いで、契約を取っていたそうです。

もともとお給料が良かった上に、契約を取った月には歩合が入り、夜の街に繰り出すことも多く、ほとんど家には帰らなかったことも。

気がついたら、奥さんに愛想を尽かされ、子供と一緒に実家に帰ってしまい、このまま離婚。

ここで「このままではいけない。」と気がついて生活を改めれば良かったのでしょうが、家族が居なくなった寂しさから、さらにお酒に溺れるようになり、生活は乱れ放題。

仕事仕事で独身を通していたので、60歳を過ぎても家族は居ず、若い頃の不摂生がたたって病気になった時には、近くに頼れる人も居なかった、ということ。

病気の悪化でまったく働けなくなった男性は、仕方なく生活保護を申請するのですが、家賃の滞納で住んでいるアパートも追い出され、行政を頼って「無料低額宿泊所」を紹介されたのだそうです。

名前からしても劣悪な環境は容易に想像は付きますが、個室が与えられれば良い方で、ひとつの部屋を仕切って2,3人で使うという、高度成長期に建築現場で働かされていた人が使っていたという、いわゆる「タコ部屋」状態ですよね。

最近は、同室同士のトラブルから、事件に発展しているケースも跡を絶ちません。

冷暖房設備も無く、トイレやキッチン、お風呂場も共有なんて、今時どんなに古いアパートでも無いですよ。

しかも、最悪なところに当たれば、事業者がお金を管理していて、自分がもらえるお金は、生活保護費から必要経費を引いた2,3万円のみということ。

これでは、生活どころか、生きているとも言えない環境で・・・

幸い、この男性は、職を見つけ、この環境から抜け出せたようですが、「想像を絶する生活を強いられた」と涙ながらに語ったのだそうです。

ただし、「無料」ではなく「低額宿泊所」だと、見た目は古いマンションのようで、中には冷蔵庫やガスコンロ、洗濯機などは設置されているところも多い、ということで、恵まれているとは言えないまでも、そこそこの暮らしはできそうですね。

ただ、生活保護を受けても、持ち家にそのままとどまっている人も居ますし、アパートも家賃滞納さえしなければ追い出されることは無いでしょう。

「裏側ではこんなことも起こっている」ということで例に出しましたが、借金を抱えて、また貧困で生活していけないレベルなら、頼るという選択肢も考えた方が良いのではないでしょうか?

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借金返済日記
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