ブラックリストは存在しない?

ブラックでも作れるクレジットカードという時の「ブラック」はご存知のようにブラックリストから来ています。

ブラックリストというと、普通は顧客管理で「この人は問題を起こしたから要注意」というように、予め接客する際にわかるようにしておくリストのことですね。

接客する女性

私がバイトしていた時にも「クレジットカード支払いの時には、ブラックリストをチェックしてから通すように」と言われていました。

過去に支払のトラブルがあった顧客の名前がズラズラって書いてあったんですよね。

一度、チェックするのを忘れてそのまま通してしまったことがあり、先輩に厳しく注意された苦い経験を思い出します。

それほど大事なことだったんですよ。

多分、どこの会社にもそういったものはあったと思います。

ヤフオクなどでも、過去にトラブルを起こした人が載っているブラックリストなるものが存在しますから。

では、金融関係のブラックというのはどんな人を指すのでしょうか?

一般的に知られているのは以下のようになっています。

●支払いについて3ヶ月以上の滞納がある

●債務整理や破産申し立てをした

●本人が、貸し出し禁止の申し立てをしている

などということ。

 

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結局は、「個人信用情報」に「滞納情報や事故情報が載っている」ということになります。

以前も書きましたが、上記の内容の他にも「ブラックである」と判断されてしまう項目がいくつかありますので、注意が必要です。

実際にお金を借りていなくても、短期間に複数の金融機関にローンやクレジットカードの申請を繰り返すと、「申し込みブラック」と判断されて、審査に受からなくなるということもあるのです。

私が当時見たような、いわゆる「ブラックリスト」というリストそのものは存在しないのですが、個人信用情報を参照すればすぐにわかる、ということなんですね。

最近は、ネットでも官報の情報まで調べられるということなので、ブラックになる特に自己破産した人にとっては、本物のリストよりも怖いということも言えます。

とは言え、ブラックになったからと言って、100%融資してもらえない状態になるかと言えば、そうではないこともあるようです。

任意整理などでは、完済さえすれば融資可能というところもあるようなのです。

もちろん、誰でもOKということではなく、現在の属性が良い場合のみ、ということになります。

属性=収入や勤め先、勤続年数、持ち家かどうかなど、社会的信用度が高い方が良いというわけです。

過去の信用履歴よりも、現在の信用度を評価してくれる金融業者は増えているので、これからは、もしかしたら債務整理後でも、お金を貸してくれるところが出てくるかもしれません。

ただ、債務整理をしてブラックになった場合、迷惑をかけた金融業者との取引は、今後も難しいということは言えるでしょう。